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『世界でいちばん透きとおった物語 2』、『家裁調査官・庵原かのん』が初登場|週間文庫ランキング(2025年2月4日調べ)

週間文庫ランキング2025年2月4日調べ

今回の文庫ランキング第1位は3週連続で雨穴さんの『変な絵』で、第2位は堂場瞬一さんの『全悪 警視庁追跡捜査係』(前回第3位)でした。

変な絵
著者:雨穴
発売日:2025年01月
発行所:双葉社
価格:858円(税込)
ISBNコード:9784575528138

全悪 警視庁追跡捜査係
著者:堂場瞬一
発売日:2025年01月
発行所:角川春樹事務所
価格:924円(税込)
ISBNコード:9784758446891

 

第3位には『世界でいちばん透きとおった物語』第2巻が初登場しました。2023年に発売された前作は、“絶対にネタバレ厳禁”という触れ込みや、「紙の本で読む」ことによる驚きの仕掛けもあったため、“電子書籍化不可能”と言われて話題となっていました。

続編となる第2巻では、前作で新人小説家となった燈真と編集者・霧子のバディが、ある小説の遺稿に秘められた“想い”を解き明かしていきます。

世界でいちばん透きとおった物語 2
著者:杉井光
発売日:2025年02月
発行所:新潮社
価格:737円(税込)
ISBNコード:9784101803005

新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり──。各種メディアで話題沸騰。新人作家と敏腕編集による、ビブリオ・ミステリ第2弾!

(新潮社公式サイト『世界でいちばん透きとおった物語(2)』より)

 

第10位には、乃南アサさんの『家裁調査官・庵原かのん』が初登場しました。家裁調査官を主人公にしたシリーズで、中学生の少年による自転車窃盗事件やバイク暴走事件、女子高校生によるJKビジネス、職人見習いの少年による傷害事件や、男子高校生による不同意わいせつ事件など、子どもたちがかかわるさまざまな事件から、その背景に隠された真実を探っていく物語です。

乃南さんは2014年から東京家庭裁判所の家裁委員会の委員を務め、委員としての活動を通して家裁調査官の存在の貴重さを感じるようになり、取材だけで2年以上、構想から執筆まで7年もの時間をかけた作品です。

家裁調査官・庵原かのん
著者:乃南アサ
発売日:2025年02月
発行所:新潮社
価格:880円(税込)
ISBNコード:9784101425627

少年少女たちは、なぜ罪を犯してしまったのか? その真の原因を探るのが「家裁調査官」である。福岡家裁北九州支部の調査官・庵原かのんは、自転車窃盗、JKビジネス、バイク暴走、女性暴行など数多くの事件に直面していた。当事者である子どもたちの声に耳を傾けるうちに、彼女はそれぞれの事件の“深い根”に気が付き、そして……。心理描写の名手が満を持して放つ、待望の新シリーズ。

(新潮社公式サイト『家裁調査官・庵原かのん』より)




 

週間文庫ランキング TOP10

※ランキングについて※
・調査期間:2025年1月27日~2月2日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です

週間文庫ランキング2025年2月4日調べ

 

第11位~第20位

週間文庫ランキング2025年2月4日調べ

 

第21位~第30位

週間文庫ランキング2025年2月4日調べ

 

 

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