今回の文庫ランキング第1位は、雨穴さんの『変な絵』でした。9枚の絵から浮かび上がるさまざまな謎を巡るミステリーで、「変な家」シリーズで一躍トップミステリー作家のひとりとなった雨穴さんの2作目の作品です。
- 変な絵
- 著者:雨穴
- 発売日:2025年01月
- 発行所:双葉社
- 価格:858円(税込)
- ISBNコード:9784575528138
オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、投稿者の妻“ユキ”が描いた「絵」が掲載されていた――。『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』……いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 今、最も注目を集めるミステリー作家、雨穴が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!
(双葉社公式サイト『変な絵』より)
第2位には北方謙三さんの「チンギス紀」第4巻『遠雷』が初登場しました。本作は、チンギス・カンの波乱に満ちた生涯と、彼と出会ったさまざまな英雄たちの生きざまを描く歴史大河で、単行本は全17巻で完結しており、2024年10月に文庫版の発売が始まりました。
- チンギス紀 四
- 著者:北方謙三
- 発売日:2025年01月
- 発行所:集英社
- 価格:935円(税込)
- ISBNコード:9784087447316
そのほかの新刊では、第5位に坂岡真さんの「うぽっぽ同心終活指南」第3巻『箍屋』、第8位に白川紺子さんの『烏衣の華』第2巻が初登場しました。
- うぽっぽ同心終活指南 三
- 著者:坂岡真
- 発売日:2025年01月
- 発行所:中央公論新社
- 価格:792円(税込)
- ISBNコード:9784122076037
- 烏衣の華 2
- 著者:白川紺子 春野薫久
- 発売日:2025年01月
- 発行所:KADOKAWA
- 価格:726円(税込)
- ISBNコード:9784041157152
週間文庫ランキング TOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2025年1月20日~1月26日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
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