直木賞作家・今村翔吾さんがプロデュースする新しい文学賞、「日本ドラフト文学賞」が創設されました。
本賞は、今村さんのデビューのきっかけでもあり、1994年から2017年まで開催されていた「九州さが大衆文学賞」の理念を引き継ぎつつ、選考委員を置かずに「複数の出版社によるドラフト制度」でプロ作家の輩出を目指す文学賞です。
日本で初めて、唯一の「ドラフト制度」には、小学館、祥伝社、アミューズクリエイティブスタジオなど12 社が参加し、多くの文学賞が禁止している「過去に賞に応募した原稿」も受け付け、最終選考会(出版ドラフト会議)の様子はYouTubeにて公開される予定です。
今村さんは、『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞するなど作家としてヒット作を多く発表するかたわら、佐賀県佐賀市にて「佐賀之書店」のオーナーを務めるなど、地域に密着しながら本を普及する活動に携わっており、「日本ドラフト文学賞」にも佐賀から日本全国に羽ばたく新しい才能を発掘したいという思いが込められています。
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日本ドラフト文学賞概要
【応募規定】
・日本語による自作長編エンタメ作品
・他の文学賞で公表された最終候補作も応募可(その場合は応募先を明記する)
・複数応募不可
・連作短編可
・400字詰め原稿用紙200枚から500枚まで
・応募フォームに従い、800字以内の内容要約文(梗概)とタイトル、枚数、氏名(ペンネームの場合は本名も)、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、職業、略歴、創作活動に関するSNS(希望者のみ)を明記した別紙を必ず添付する
・郵送での応募は受け付けない
・最終選考に残った場合、動画出演が可能かどうか主催者側と承諾書を交わす
【権利関係】
・受賞作の出版権・映像化権は「指名」した出版社に帰属する
・審査経過で撮影・配信した動画の著作権はホンミライと佐賀新聞社に帰属
・二次使用をする場合は必ず相互に了承を得ることとする
【実施スケジュール】
2024年 | 11月21日(木) | 作品応募受付開始 |
2025年 | 4月末日 | 作品応募締切 |
~6月中旬 | 一次選考、全作品より40作程度に絞り込み | |
~7月中旬 | 二次選考、20作程度に絞り込み | |
9月中旬 | 最終選考会、結果発表 ※佐賀新聞社本社にて開催予定 | |
10月中旬 | ホンミライYouTube他にて動画配信、第2回募集開始(予定) |