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【佐賀県佐賀市】直木賞作家・今村翔吾がオーナー、カリスマ書店員・本間悠が店長の「佐賀之書店」が佐賀駅構内にオープン! 佐賀駅構内に書店が約4年ぶりに復活

佐賀県佐賀市のJR佐賀駅構内に、直木賞作家の今村翔吾さんがオーナーを務める「佐賀之書店」が2023年12月にオープンしました。佐賀駅には、2020年3月に積文館書店佐賀駅店が閉店してから書店がなく、約4年ぶりに駅構内での出店となりました。

佐賀駅はバスセンターを併設しており、駅の利用者だけではなくバスの利用者も非常に多いため、かねてから書店を待ち望む声が上がっており、佐賀之書店の利用客からは「ここに本屋さんができて良かった」との声があがっています。

店長を務めるのは、さまざまなメディアに登場し、作家や読書好きから支持されている本間悠(ほんま はるか)さん。手描きのポップ、装飾をしたフェア売場の作成や、その年で一番おもしろい本を「ほんま大賞」として独自に展開することが話題となり、カリスマ書店員と呼ばれています。

▼店長の本間悠さん

2023年12月には、オープニングイベントとして、今村翔吾さん、凪良ゆうさんのサイン会とトークショーや、『地図と拳』で第168回直木賞を受賞した小川哲さんのイベントも実施。本間店長は「地元で、作家さんと直接触れ合える、お話を伺える機会を増やしていきたいです」と語っています。

 

人気のジャンルは「文芸書」

駅ナカ書店は文庫やビジネス書ジャンルの売上が大きい傾向がありますが、佐賀之書店はそれに加えて文芸書の売上も大きいのが特徴です。今村翔吾さんの作品を購入する読者に加えて、「ほんま大賞」受賞作品の売行きも好調とのことです。

▼壁面で「ほんま大賞」や今村翔吾さん関連作を大々的に展開

 

▼通路幅をしっかりとりつつ、話題の新刊は平積みで展開

 

本間店長のコメント

作家・今村翔吾がオーナーを務めるというインパクト、そして書店が佐賀駅に“復活”したということで、多くのお客様からお喜びの声をいただいております。2020年から、佐賀駅には書店がなく空白地帯となっていましたが、現在は駅・バスの利用者を中心に、学生から高齢のお客様まで、幅広くご来店いただいています。

売場については、良い意味で“浅く広く”を心がけています。入口付近に児童書、レジ前にコミックスを配置したことで、狭いながらも色々なジャンルの本があることが一望できるようにレイアウトを考えました。

私が地元TV局のローカル情報番組にレギュラー出演していたり、地元紙に本の紹介を連載したりしていることもあり、お客様からおススメ本を聞かれることが非常に多いです。いまはそのご案内が完璧にできているとはいいがたいので、店独自のおススメ本が一目でわかるような店づくりをしていきたいと思っています。

オープン以降、「ここに本屋さんができて良かった」と、数えきれないほど多くのお客様からお声がけいただきました。あって良かったと思っていただけるように、スタッフ一同尽力いたしますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

店舗情報

佐賀之書店

所在地:佐賀県佐賀市駅前中央1丁目11-20 えきマチ1丁目佐賀 東館
TEL:0952-97-4883
FAX:0952-97-4884
営業時間:10時~20時
売場面積:30坪(書籍20坪、雑誌10坪)