今回の総合ランキング第1位は『成瀬は天下を取りにいく』でした。4月10日(水)に「2024年本屋大賞」の受賞が発表されて以降、5週連続で首位をキープしています。本作は、滋賀県⼤津市に住む破天荒な女子中学生・成瀬あかりを主人公にした青春小説で、続編の『成瀬は信じた道をいく』も第5位となっています。
- 成瀬は天下を取りにいく
- 著者:宮島未奈
- 発売日:2023年03月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,705円(税込)
- ISBNコード:9784103549512
- 成瀬は信じた道をいく
- 著者:宮島未奈
- 発売日:2024年01月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784103549529
中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。
(新潮社公式サイト『成瀬は天下を取りにいく』より)
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第8位は森永卓郎さんの『書いてはいけない』で、前回の第11位からランクアップとなりました。森永さんが「私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ」とコメントした著作で、メディアでは触れない「3つのタブー」について書かれています。
- 書いてはいけない
- 著者:森永卓郎
- 発売日:2024年03月
- 発行所:三五館シンシャ
- 価格:1,650円(税込)
- ISBNコード:9784866809366
私がテレビやラジオなど、メディアの仕事をするようになって四半世紀以上が経過した。その経験のなかで、メディアでは、けっして触れてはいけない「タブー」が3つ存在した。
(1)ジャニーズの性加害
(2)財務省のカルト的財政緊縮主義
(3)日本航空123便の墜落事件
この3つに関しては、関係者の多くが知っているにもかかわらず、本当のことを言ったら、瞬時にメディアに出られなくなるというオキテが存在する。それだけではなく、世間から非難の猛攻撃を受ける。下手をすると、逮捕され、裁判でも負ける。
だから、賢い人はそうした話題には最初から触れない。知らぬ存ぜぬを貫くことだけがメディアに出続けるために必要なことだからだ。ただ、私はそうした態度を取ることができない性格だ。(フォレスト出版公式サイト『書いてはいけない』より)
週間総合ランキングTOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2024年5月6日~5月12日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
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