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人気中華BL『千秋』日本語版第1巻が9月15日に発売! 日販アイ・ピー・エス 「ヴォワリエブックス」より

日販アイ・ピー・エスは9月15日(金)、新出版レーベル「ヴォワリエブックス」の第1弾として、全世界で人気の中華BL『千秋(せんしゅう)』の日本語版第1巻(通常版・特装版、電子版)を発売しました。

発売にあたって、本書を翻訳した呉聖華さんより、「全ての旅は、ここから始まります。千秋の世界を、ぜひご堪能ください」、イラストを担当した高階佑さんからは「多くの読者さま待望の、中華BL人気作、『千秋』。記念すべき第1巻の発売、おめでとうございます」とのコメントが寄せられました。

『千秋』第1巻
著:梦溪石(モンシーシー)、訳:呉聖華、イラスト:高階佑
発売日:2023年9月15日
判型:四六判
価格:通常版2,310円(本体:2,100円) 特装版5,940円(本体:5,400円)
ISBN:通常版 9784865055405  特装版 9784865055412

あらすじ
天下一の道門玄都山の掌教(注1)・沈嶠(シェンチアオ)は、突厥(注2)最強と謳われる男・昆邪(クン・イエ)との戦いに負け、崖から落ちて瀕死の重傷を負う。
気を失っている沈嶠を偶然通りかかった晏無師(イエンウースー)が助けるが、彼は自らが宗主を務める魔教・浣月宗(カンゲツシュウ)に沈嶠を引き入れようとしていた。意識を取り戻した沈嶠は、視力と記憶、そして掌教の地位も失っていたが、晏無師の誘いを断り、自分の過去を確認する旅に出た。
だが、その美しい容姿と、常人より遙かに優れた武功のため、時には魔教の者に追われ、時には極悪人の郡王に自分の男寵になれと言われるなど、さまざまな試練を受ける。そんな沈嶠の前に再び現れたのは晏無師。記憶を取り戻したものの、昆邪との戦いに敗れたのは、玄都山の仲間の裏切りによるものだということを知り、帰る場所を失った沈嶠は結局、晏無師と旅をすることにした。
しかし晏無師は気まぐれで、旅の道中、怪我のせいで武功が弱っている沈嶠を冷たく突き放したかと思うと、見た者がふたりの仲を誤解するほど甲斐甲斐しく、弱った沈嶠の世話を焼く。
晏無師の狙いが分からぬまま旅を続けていた沈嶠だったが、晏無師から昆邪との戦いで失くしたはずの「山河同悲剣」を差し出され……。

(注1)門派を司る者
(注2)現在のモンゴルに住んでいたとされる民族名

冒頭部分の試し読みを公開中

 

特装版には豪華4点の特典

本書は全4巻で今後順次続巻が発売される予定です。第1巻は通常版と特装版の2種類ありますが、特装版には、A3ポスター(カバーイラスト)、アクリルパネル(オリジナルイラスト)、アクリルスタンド(主人公2名のちびキャラ)、著者とイラストレーターの複製サイン入りミニ色紙といった豪華特典が付いています。

▲A3ポスター(カバーイラスト)

 

▲アクリルパネル(オリジナルイラスト)

 

▲アクリルスタンド(主人公2名のちびキャラ)

 

▲著者とイラストレーターの複製サイン入りミニ色紙

 

ミニクリアファイルを書店のみで配布

また、書店店頭で購入された方にはミニクリアファイルを配布しています。ミニクリアファイルの配布店舗はこちらです。

※特典は無くなり次第、終了となります。ご了承ください。
※配布方法・在庫状況等につきましては、ご利用の各店舗へお問い合わせください。

 

書店での展開の様子

▲写真協力:SHIBUYA TSUTAYA

 

▲写真協力:オリオン書房 ルミネ立川店

 

▲写真協力:有隣堂 横浜駅西口ジョイナス店

 

「ヴォワリエブックス」担当者コメント

『千秋(せんしゅう)』はヴォワリエブックスの1作目として、9月15日に刊行いたしました。刊行にあたり、応援してくださった読者のみなさま、書店員のみなさまに心より感謝を申し上げます。いつもありがとうございます。『千秋』は雄大な中国武侠BLです。善と悪のぶつかり合いを軸に描かれた物語の奥深さと、その背景を静かに、時に熾烈に流れる情景に心が揺さぶられる作品です。

はじめてこの作品を読んだ時、まず心惹かれたのはその重厚なストーリーでした。

戦いに敗れ、崖から落ちた沈嶠(シェンチアオ)を晏無師(イエンウースー)が助け、ふたりはそのまま恋に……落ちません。どんな状況でも人の心にある善を信じる沈嶠と、ただ目的のために沈嶠を翻弄する晏無師。道門・仏門・儒門に各国の朝廷、そして魔門三宗、絡まり合うそれぞれの思惑の中で、ふたりの関係がどう変化していくのか、善悪とは何か、「千秋」とは……。

梦溪石(モンシーシー)先生が紡ぎだす物語に夢中になり、この作品を日本語でお届けしたいという思いから出版が実現しました。

物語の背景に流れる情景描写もこの作品の魅力の一つです。特に、物語のはじまり「万丈の断崖に、流れる川の水。ひとりの正道の掌教が戦いに敗れて崖から落ち、もうひとりの魔宗の主はその下を悠々と歩く―。」

梦溪石先生はこの冒頭の情景描写にこだわって執筆されたとか。
(※ちるちる掲載 梦溪石先生インタビューより)

玄都山の掌教である沈嶠(シェンチアオ)が戦いに負け、落ちぶれ、様々な試練を受ける様子は読んでいて胸が苦しくなるほど。一方、魔教・浣月宗(カンゲツシュウ)の主、晏無師(イエンウースー)は性格に難ありですがとにかく強くて、なぜか惹きつけられる人物です。

レーベルの記念すべき1作目として、梦溪石(モンシーシー)先生著の『千秋』を刊行しその翻訳に呉聖華先生、イラストに高階佑先生を迎えてスタートをきったこと、とても幸せなことに感じます。
物語が進めば進むほど目が離せなくなる『千秋』、第1巻をぜひお楽しみください。

 

【そのほかの特典情報】

アニメイト限定セット(オリジナル有償特典付)
ステラワース限定セット(オリジナル有償特典付)
コミコミスタジオ限定セット(オリジナル有償特典付)
※詳細については各書店サイトをご確認ください
※店舗での配布方法・在庫状況等につきましては、ご利用の各店舗へお問い合わせください

 

【ヴォワリエブックスに関する情報はこちら】
公式X(旧Twitter) 特設サイト