稀代の詩人・谷川俊太郎を知るための完全保存版
2024年11月に亡くなった詩人・谷川俊太郎さんの1周忌を前に、谷川さんの軌跡を辿り、創作の秘密と魅力に迫った『Pen BOOKS みんなの谷川俊太郎。』が、10月30日(木)に発売されました。
本書は、『Pen』2023年7月号特集「みんなの谷川俊太郎」を大幅に加筆・再編した、まさにファン必携の完全保存版です。
中面には、「父」としての谷川さんを、実子の谷川賢作さん・志野さんが語る貴重なインタビューを掲載。さらに、発表当時に大きな話題を集めた創作絵本『なおみ』の全編も再録されています。
詩、絵本、翻訳など、言葉のすべてが詰まった本書を、ぜひ書店でお手に取ってご覧ください。
詩は、音楽になり、物語になり、祈りになった。言葉の可能性を拡張し続けた、谷川俊太郎
1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビューして以来、70年以上にわたりその可能性を追求し続けた谷川さんの言葉は、詩にとどまらず、絵本、翻訳、歌詞など、私たちの日常の中に静かに根を張ってきました。
本書では、生前の貴重なインタビュー、自宅で見つけた素敵な品々、そして代表作の多くを網羅した作品集が収録されています。さらに、俳優・作家・ミュージシャンなど幅広い分野で活躍する著名人によるインタビューも掲載。多角的な視点から「みんなに愛された詩人」の創作の秘密と全貌に迫ります。
「父」としての谷川俊太郎を、実子の谷川賢作さん・志野さんが語る貴重なインタビュー

音楽家として活躍する長男の賢作さんと、アメリカ・ニューヨークで環境保護の仕事に従事する長女の志野さん。
本書では、父としての「谷川俊太郎」について、父子の関係や、共に過ごした最晩年の2年間など、赤裸々に語られています。
コレクター垂涎!アバンギャルドな創作絵本『なおみ』の全編収録

本書には、日本人形「なおみ」と少女「わたし」が一緒に過ごす日々を綴った創作絵本『なおみ』が全編掲載されています。
谷川さん自身が「前衛的な写真絵本」と語った本作のテーマは「時間」でした。異様な存在感を放つ日本人形を主役に据えたことで、この絵本を怖がる声も多く、1982年の出版当時は、物議を醸した絵本でもあります。今回は全編とともに、創作までの経緯も紹介しています。

内容紹介(一部)
・谷川俊太郎インタビュー
・谷川邸の愛すべきものたち
・谷川俊太郎作品選集 一九五二-二〇二三
・年表 稀代の詩人・谷川俊太郎の生涯
・「父」、谷川俊太郎
・谷川俊太郎の翻訳と新しい詩
・写真絵本『なおみ』
・あらゆる世代を魅了する、谷川作品の魅力
(上白石萌歌・坂本美雨・阿川佐和子・柚木沙弥郎 ほか)
・詩人の仕事を隣で体感した、4氏の証言
・書くこととことばについて、僕らが思うこと(武田砂鉄・尾崎世界観・木下龍也 鼎談)
書誌情報

著者:ペン編集部
発売日:2025年10月30日
発行所:CEメディアハウス
定価:1,980円(税込)
ISBN:9784484221427
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