見てはいけない。読んではいけない。この2冊、何かがおかしい――
知念実希人さんは、これまでに『崩れる脳を抱きしめて』や『ムゲンのi』などで本屋大賞に5度ノミネートされたほか、本格医療ミステリー「天久鷹央」シリーズもTVドラマ化されるなど、数々のベストセラー小説を生み出してきました。そんな知念さんが今回初めてモキュメンタリーに挑んだ書き下ろし最新作が、2か月連続で発売されます。
1作目の『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』は、8月20日(水)に発売されます。スマホサイズ(165×85mm)という特殊な判型が特徴です。
そして、2作目の『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』は、9月18日(木)に発売されます。この2冊は対になる作品となっています。
知念さんの新たな挑戦が詰まったこの2冊を、ぜひ書店で手に取ってご覧ください。
『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』(8月20日発売)
発売日:2025年8月20日
発行所:双葉社
定価:499円(税込)
ISBN:9784575248333
〈あらすじ〉
大学生の一色和馬はサークルOBのフリーライター・八重樫から「就職に有利になる」と聞いて「やばいバイト」に手を出してしまう。これで稼げれば彼女との同棲もうまくいく……そんな気軽さで始めたバイトだったが、いつの間にか自分のスマホに、不可解な「何か」が起き始めた。黒い服の女は一体誰なのか? 体中に目がある怪物とは? 都市伝説「ドウメキの街」とは何か――。本書を開くとスマホの画面が右ページに描かれており、左ページの物語と一体となる画期的な構成。文庫より小さい「スマホ本」ホラーの誕生!!
『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』(9月18日発売)
発売日:2025年9月18日
発行所:双葉社
定価:1,815円(税込)
ISBN:9784575248401
〈あらすじ〉
東京都多摩市で自称フリーライターの八重樫に11名が惨殺された猟奇事件。だが、現場の見取り図、目撃証言、そして凶器の使われ方、どれを調べても……おかしい。事件の真相を探る精神鑑定医・上原香澄が八重樫との面談のすえにたどり着いた奇妙な廃病院。謎の実験。まるで怪物の棲みかのような街。やはり……何かおかしい。すべてが「おかしい」この事件を解明できるのは、読者であるあなただけ――。
著者・知念実希人さんよりコメント
現実とフィクションの境目が壊れる、前代未聞のモキュメンタリーホラー。
皆さんもぜひ、この戦慄の世界へと迷い込んでみて下さい。
【著者プロフィール】
知念実希人
ちねん・みきと。1978年、沖縄県生まれ。東京都在住。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。2012年、同作を改題した『誰がための刃』で作家デビュー(2019年『レゾンデートル』として文庫化)。2015年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』『放課後ミステリクラブ1 金魚の泳ぐプール事件』で、本屋大賞に5度ノミネート。本格医療ミステリー「天久鷹央」シリーズの他、『優しい死神の飼い方』『となりのナースエイド』など著書多数。
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