今回の文庫ランキングTOP2は前回と同じく『国宝』の上・下巻で、吉沢亮さん、横浜流星さんらが出演する実写映画のヒットをうけて引き続き好調な売上を維持しています。
- 国宝 上
- 著者:吉田修一
- 発売日:2021年09月
- 発行所:朝日新聞出版
- 価格:880円(税込)
- ISBNコード:9784022650085
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第3位には宮部みゆきさんの『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』が初登場しました。宮部さんが2006年からライフワークとして書き続けている江戸怪談シリーズの第9弾で、江戸で人気の袋物屋・三島屋の座敷を訪れた客が、「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」をルールに、胸にしまってきた怖い話や不思議な話を語っていく連作短編集です。
- 青瓜不動
- 著者:宮部みゆき
- 発売日:2025年06月
- 発行所:KADOKAWA
- 価格:1,100円(税込)
- ISBNコード:9784041161234
洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。「黒白の間」で語られた怪談は、決して外には漏らされない――。初代聞き手のおちかのお産が迫り、てんやわんやの三島屋を、土の匂いをまとった女が訪れた。「うりんぼ様」と呼ばれる不動明王像を連れ込んで語られたのは、行くあてのない女たちの話だった。短編「面影鬼」を特別収録した、宮部みゆき流の人情怪談!
(KADOKAWA公式サイト『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』より)
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そのほかの新刊では、第8位に今野敏さんの『任侠楽団』、第10位に小野不由美さんの『営繕かるかや怪異譚 その参』が初登場しました。
『任侠楽団』は、義理人情に厚い阿岐本組の活躍を描いた「任侠シリーズ」の第6弾で、これまでに出版社、高校、病院、銭湯、映画館の経営再建に携わって成功を収めてきた阿岐本組が、今作ではオーケストラの立て直しに挑みます。
- 任侠楽団
- 著者:今野敏
- 発売日:2025年06月
- 発行所:中央公論新社
- 価格:836円(税込)
- ISBNコード:9784122076631
週間文庫ランキング TOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2025年6月16日~6月22日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
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・実写映画ヒット『国宝』が首位獲得、三河雑兵心得シリーズ『関ケ原仁義(中)』が初登場|週間文庫ランキング(2025年6月17日調べ)