10月11日（水）に行われた将棋の第71期王座戦五番勝負を制し、王座奪取と史上初の八冠独占を果たした藤井聡太さん。
すでに、多くの藤井八冠に関する本が発売されており、対談本やライバル列伝、師匠から見た藤井八冠や将棋界のことなど、将棋ファンはもちろん、将棋のことを何も知らない方でも大いに興味をそそられる内容の書籍が揃っています。
この機会に関連本を通して、将棋界のおもしろさや藤井八冠の凄さを感じてみましょう。
誕生から初タイトル獲得までの軌跡
- 藤井聡太のいる時代
- 著者：朝日新聞将棋取材班
- 発売日：2023年08月
- 発行所：朝日新聞出版
- 価格：858円（税込）
- ISBNコード：9784022620804
『藤井聡太のいる時代』は朝日新聞の連載をまとめたもので、生い立ちから2020年7月の最年少での初タイトル獲得までの藤井八冠の軌跡が綴られています。続編の単行本『藤井聡太のいる時代 最年少名人への道』も8月に刊行され、この2冊で藤井八冠のこれまでを将棋の初心者でもわかりやすく知ることができます。
地元紙の記者が藤井聡太の実像に迫る
- 藤井聡太の指は震えない
- 著者：岡村淳司
- 発売日：2023年09月
- 発行所：中日新聞社
- 価格：1,540円（税込）
- ISBNコード：9784806208105
愛知県瀬戸市出身の藤井八冠について、地元紙である中日新聞の番記者が綴っているのが『藤井聡太の指は震えない』です。プロ棋士としてデビューする前から著者は取材を重ねており、29連勝や初タイトルの獲得、史上最年少名人への道、そして八冠目前までが地元紙の番記者ならではの目でまとめられています。
師匠から見た藤井聡太
- 師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常
- 著者：杉本昌隆
- 発売日：2023年06月
- 発行所：文藝春秋
- 価格：1,760円（税込）
- ISBNコード：9784163917078
『師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常』は、藤井八冠の師匠である杉本昌隆八段によるエッセイ集。『週刊文春』の連載をまとめたもので、瞬く間に頂点に立った弟子との交流と、将棋界のちょっとユーモラスな出来事が軽妙に綴られています。藤井八冠の逸話も随所に登場し、著者にしか書けない、師匠から見た藤井聡太を読むことができる唯一無二の一冊です。
ノーベル賞受賞科学者・山中伸弥との対談集
- 前人未到
- 著者：藤井聡太 山中伸弥
- 発売日：2023年09月
- 発行所：講談社
- 価格：748円（税込）
- ISBNコード：9784065328750
京都大学iPS細胞研究所所長（当時）でノーベル賞受賞科学者の山中伸弥さんと藤井八冠の対談本『挑戦 常識のブレーキをはずせ』が文庫化されたのが『前人未踏』です。研究者と棋士という異分野の天才2人による含蓄ある対談は読み応え十分。同様の、名経営者・丹羽宇一郎さん（伊藤忠商事株式会社名誉理事）との対談本『考えて、考えて、考える』の文庫版も10月13日（金）に発売予定です。
藤井聡太とライバルたち
- 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
- 著者：大川慎太郎
- 発売日：2023年09月
- 発行所：文藝春秋
- 価格：1,100円（税込）
- ISBNコード：9784166614257
『藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑』は、『Number』の連載に書き下ろしを加えた将棋観戦記者による最新棋士名鑑です。藤井八冠に始まり、対藤井タイトル戦経験者から若手、女流、現役最年長の青野九段や羽生九段といったベテランまで、58人の棋士が紹介されています。現在の将棋界を手軽に知ることができます。
