9月28日(月)に放送開始の2026年度後期NHK連続テレビ小説「ブラッサム」は、明治、大正、昭和を駆け抜け自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルとした物語です。
小説を書きたいという幼き日の夢を諦めず、故郷の山口・岩国を飛び出した主人公の葉野珠(はの・たま)。明治・大正・昭和という激動の時代を突き進む中、結婚に離婚、震災に戦争、倒産に借金と、波乱万丈な出来事の中からも「幸せのかけら」を見つけ出していきます。
主人公の葉野珠役は石橋静河さんが演じます。ほんのひきだしでは、よりドラマを楽しんでいただけるように、放送に先がけて宇野千代の関連本をご紹介します。今回は、『別冊太陽 宇野千代』(平凡社)です。ぜひ書店店頭で手に取って、ドラマとあわせてお楽しみください。

『別冊太陽 宇野千代』
著者:別冊太陽編集部
発売日:2026年8月
発行所:平凡社
定価:2,640円(税込)
ISBN:9784582923353
〈目次〉
◎巻頭エッセイ ゴシップガールの神 山田詠美
◎千代をつくった故郷 岩国を訪ねる◎評伝 宇野千代 ソコロワ山下聖美
ふるさと岩国と放蕩者の娘/0-19歳
尾崎士郎との出会いと作家への道/20-29歳
馬込の狂騒と淡島での日々/30-39歳
編集者、ファッションリーダーとして/40-49歳
スタイル社の倒産と『おはん』の結実/50-69歳
そして、生きて行く私/70-98歳◎宇野千代きもの集
◎「あっちゃん」が語る普段着の先生 藤江淳子
◎宇野千代のお惣菜と長生き料理 松田美智子◎コラム
馬込に集まった作家たち
伊豆湯ヶ島での出来事
千代の引っ越し人生地図
日本初のモード誌「スタイル」で魅せた夢
「スタイル」から生まれた「きもの読本」
パリへ! シアトルへ! 異国への旅
『おはん』名場面集
もっと知りたい千代語録
千代をめぐる男たちと作家仲間
千代と尾崎士郎が暮らした馬込文士村を歩く
宇野千代ゆかりの東京案内◎エッセイ
「小母さん」が授業参観にやってきた 東郷志馬
宇野千代 ことばのスタイル 池内 紀◎うのちよあれこれ
別れは愉しかったか 宇野千代の恋 近藤富枝
木挽町、女流文学者会のころ 大原富枝
『雨の音』断章 尾形明子◎名エッセイ再録 模倣の天才 宇野千代
◎宇野文学を読む
『脂粉の顔』/『罌粟はなぜ紅い』/『大人の絵本』/『色ざんげ』/『別れも愉し』/『人形師天狗屋久吉』/『恋の手紙』/『妻の手紙』/『おはん』/『刺す』/『ある一人の女』/『薄墨の桜』/『生きて行く私』/『私何だか死なないような気がするんですよ』
人を愛し、人に愛された波瀾万丈の人生をたどる決定版!
「熱中する、夢中になる、そして何かが生まれる」。人を愛し、人に愛された波瀾万丈の人生をたどる決定版!! 女の一生と情念を見事に描き切った昭和の大作家・宇野千代。編集者や着物デザイナー、ライフスタイルの先駆者としても世の中に影響を与え続けた98年の生涯を、ビジュアル豊富に紹介しています。

千代をつくった故郷 岩国を訪ねる
千代の故郷である山口県岩国市は、代表作『おはん』の舞台であり、宇野文学の原点となりました。本誌では千代の生家を紹介。桜が好きな千代でしたが、生家の庭には70本弱の紅葉を植え、実家に帰った際には縁側から木々を眺めるのが楽しみだったそうです。千代と「おはん」の岩国城下町マップも掲載されています。千代が歩いた道を散歩してみませんか?


編集者、ファッションリーダーとして
宇野千代が1936年(昭和11年)に創刊した女性向けファッション誌『スタイル』は、欧米の最新モード、日本の化粧や着物などの流行を紹介するだけでなく、「おしゃれに生きること」そのものを提案した知性と感性のつまったハイセンスな雑誌となりました。こうして千代は一躍、女性たちのファッションリーダーになりました。

【編集者のコメント】
明治30年生まれの宇野千代は、実は宮沢賢治の一歳下……。そう考えると、千代がいかに長生きしたかが分かると思います。98年にもわたる長い生涯(しかも、尋常ではないほどの波瀾万丈な人生!)を写真や資料とともにまとめるのは一苦労でしたが、文学・ファッション・着物・暮らし・料理など、千代の多彩な才能と魅力をここまで一冊に凝縮してまとめているのは、本書だけだと思います。「宇野千代のことなら、まずはこの一冊」。皆様のお手元に置いていただければ万全です!!
過去の記事はこちら
NHK朝ドラ「ブラッサム」のモデル・宇野千代特集!第2弾は『宇野千代の愛した男たち』
NHK朝ドラ「ブラッサム」のモデル・宇野千代特集!第3弾は『宇野千代 その言葉と人生』
