村田沙耶香さんの芥川賞受賞作『コンビニ人間』が、世界累計250万部を突破しました。44の国と地域で翻訳が決定しており、日本国内では195万部超、イギリスでも40万部超の大ベストセラーになっています。(2025年12月時点)
2018年に英語版が刊行!世界各国でベストセラーに

『コンビニ人間』は、英語版「Convenience Store Woman」が2018年に刊行されると、英国の新聞「ガーディアン」、米国の新聞「ニューヨーク・タイムズ」、米国の雑誌「ニューヨーカー」など、大手メディアに次々と書評が掲載されました。
特に「ニューヨーカー」誌では「ベストブック2018」にも選出され、きわめて高い評価を得ました。現地では読書会などもさかんに行われ、世界中で読み継がれるロングセラー小説となっています。
NHKも特集!世界が熱狂する「日本の女性作家たち」
王谷晶さん『ババヤガの夜』の英ダガー賞受賞や、柚木麻子さん『BUTTER』の英国を中心とした世界的大ヒットなど昨今の流れを受け、NHKの朝のニュース番組「おはよう日本」(2025年11月4日放送)では、特集「世界が注目! 日本の女性作家たち」が約7分半にわたって放送されました。
「出版関係者が“世界での日本文学ブーム”の火付け役とする作品」として『コンビニ人間』が取り上げられました。英国の読者の生の声や、村田沙耶香さんが英国の伝統ある文学イベント・チェルトナム文学祭(2025年10月)で講演・サイン会を行う様子などが紹介され、大反響となりました。
全国の書店に、新デザインの帯が登場!

『コンビニ人間』推薦コメント(「読売新聞」11月8日朝刊広告掲載のロングバージョン)

朝井リョウさん
本書を境に、日本の現代小説は変容したように思う。少なくとも私は、小説に投げ込める感情の種類が明らかに増えた。言葉を収める容器の底が、すこんと抜けてくれたのだ。
柚木麻子さん
村田沙耶香さんがヨーロッパにおけるクールなアジア系女性の作家イメージをつくってくれた。
書誌情報

著者:村田沙耶香
発売日:2018年9月
発行所:文藝春秋
定価:693円(税込)
ISBN:9784167911300
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
(文藝春秋公式サイト『コンビニ人間』より)
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