人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

  1. HOME
  2. ニュース
  3. その他
  4. 箱根駅伝×池井戸潤!『俺たちの箱根駅伝』が2026年、日テレ系でドラマ化決定

箱根駅伝×池井戸潤!『俺たちの箱根駅伝』が2026年、日テレ系でドラマ化決定

『俺たちの箱根駅伝』

国民的作家・池井戸潤さんの小説『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋)が、2026年に日本テレビ系連続で連続テレビドラマとして放送されることが決定しました。

俺たちの箱根駅伝 上
著者:池井戸潤
発売日:2024年04月
発行所:文藝春秋
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784163917726

俺たちの箱根駅伝 下
著者:池井戸潤
発売日:2024年04月
発行所:文藝春秋
価格:1,980円(税込)
ISBNコード:9784163917733

 

お正月の風物詩を「選手側」と「テレビ局側」から描く

池井戸潤さんが小説『俺たちの箱根駅伝』で描くのは、どん底から勝利を目指す大学陸上競技部のランナーと監督、そして箱根の走りを生中継するテレビ局員たちの熱き戦いです。

それぞれの熱意、プライド、駆け引き、思惑……予測不可能なドラマが臨場感たっぷりに描かれ、2024年4月の刊行から現在まで、多くの読者から「胸が熱くなる」「本を読んでこんなに泣いたのは20年ぶり」と感動の声が届くベストセラーとなっています。

「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」と池井戸さん自身も振り返る渾身の本作を原作に、1987年以来、箱根駅伝を中継し続けてきた日本テレビが2026年にドラマ化します。

10月18日には東京都立川市で箱根駅伝予選会が行われ、第102回箱根駅伝の出場校20校が確定したばかり。2026年1月の箱根駅伝とともに、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得た、前人未踏の映像プロジェクト「俺たちの箱根駅伝」に期待が高まっています。

 

原作者・池井戸潤さんのコメント

「箱根駅伝」の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか? こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人間ドラマに発展するとは思いませんでした。

ランナーとして、またそれを支える側に回って「箱根」に賭ける学生たちの情熱、タスキへの思い。その映像をリアルに届けようと奮闘するテレビマンたちの執念。いかにエンタメとはいえ、迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか——。

書きたいと思ってから、実際に書き上げるまで、気がつけば何年もの月日が流れていました。

学生ランナーはもとより、「箱根駅伝」に関わる全ての人達へのリスペクトを胸に、彼らに負けない熱量をもってひたすら書いた、まさに渾身の一作です。視聴者の皆さん、そして読者の皆さんも、ひとりのランナーとなってタスキを繋ぐ友情と信頼、そして意地と執念がぶつかり合う全十区、217.1キロを駆け抜けてください。もう二度と、こんな小説は書けないでしょう。

 

ドラマ「俺たちの箱根駅伝」イントロダクション

これは、一度は敗れた者たちの物語——

日本のお正月の風物詩でもある東京箱根間往復大学駅伝競走、
通称“箱根駅伝”。
沿道で、テレビの前で、多くの人が、仲間にタスキをつなごうと死力を尽くす若者達の走りに心を揺さぶられ、2日間の激闘に胸を熱くする。

そんな箱根駅伝を、国民的作家池井戸潤が、十年余の歳月と情熱のすべてを注いで描き「もう二度と、こんな小説は書けないでしょう」とまで語る、一度は敗れた者たちの熱き青春群像劇「俺たちの箱根駅伝」がドラマ化。

2年連続で箱根駅伝本線出場を逃した古豪・明誠学院大学。
箱根駅伝に出場するには、まずは10月に行われる予選会を突破しなければならない。
明誠学院は、果たして箱根路を走ることはできるのか。

また中継を担うテレビ局側でも不測の事態が起きていた。

幾多の名作を世に送り出し、常に時代の話題をさらってきた池井戸の渾身の一作を
1987年以来、箱根駅伝を生中継し続けてきた日本テレビが、主催・関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て贈る、前人未踏の映像プロジェクト。

逆境に立ち向かうすべての人へ。
「寄せ集め」と呼ばれたチームが、箱根に託した夢の行方——
敗北から始まる物語は、あなたの心を燃やし、希望のタスキを未来へとつなぐ。
217.1km——
青春とプライドをかけた、伝説のレースが今、ここに始まる。

(日本テレビ「俺たちの箱根駅伝」公式サイトより)

番組概要
番組タイトル:「俺たちの箱根駅伝」
放送時期:2026年(詳細未定)
脚本:鈴木すみれ、松田裕子
演出:猪股隆一、山田信義ほか
プロデューサー:小田玲奈、藤澤季世子、大井章生、鈴木香織、森雅弘
協力:一般社団法人 関東学生陸上競技連盟
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
番組公式サイト

 

著者プロフィール

池井戸潤

いけいど・じゅん。1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で第145回直木賞、2020年第2回野間出版文化賞、2023年『ハヤブサ消防団』で第36回柴田錬三郎賞を受賞。
おもな著書に「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『シャイロックの子供たち』『空飛ぶタイヤ』『民王』『かばん屋の相続』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『ノーサイド・ゲーム』『民王 シベリアの陰謀』などがある。

 

あわせて読みたい

【売上ランキング】池井戸潤 おすすめ小説10選|最新版

池井戸潤さんのベストセラー小説『ハヤブサ消防団』の続編が『小説すばる』にて連載開始!