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興行収入100億円突破!映画「国宝」製作チームが菊池寛賞受賞!原作は吉田修一の傑作小説

映画『国宝』

10月15日(水)、日本文学振興会は第73回菊池寛賞を発表し、映画「国宝」製作チームなどが選ばれました。

「国宝」製作チームへの授賞の理由は、「歌舞伎という伝統芸能の華麗な世界と、その裏にある複雑な人間ドラマをスタッフの努力と俳優陣の演技によって見事に描き出し、実写の日本映画として22年ぶりに興行収入100億円を突破した」としています。

 

映画「国宝」

・原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
・脚本:奥寺佐渡子
・監督:李相日
・出演:吉沢亮
    横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ
    森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達
    永瀬正敏
    嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯
    渡辺謙
・製作幹事:MYRIAGON STUDIO
・制作プロダクション:CREDEUS
・主題歌:「Luminance」原摩利彦 feat. 井口 理(Sony Music Label Inc.)
・配給:東宝

〉公式サイトは、こちら

 

原作小説『国宝』(上・下)

国宝 上
著者:吉田修一
発売日:2021年09月
発行所:朝日新聞出版
価格:880円(税込)
ISBNコード:9784022650085

国宝 下
著者:吉田修一
発売日:2021年09月
発行所:朝日新聞出版
価格:880円(税込)
ISBNコード:9784022650092

1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?

(朝日新聞出版公式サイト『国宝(上)』より)

 

菊池寛賞とは

文藝春秋の創業者・菊池寛(明治21年~昭和23年)が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞で、昭和28年から現在の形となりました。文学、映画・演劇、新聞、放送、出版、その他文化活動一般において、前年9月から8月までの1年間に、最も清新かつ創造的な業績をあげた人・団体、もしくは永年に亘り多大な貢献をした人・団体に贈られます。現在の選考顧問は、阿川佐和子・池上彰・保阪正康・養老孟司の各氏です。

▽第73回菊池寛賞 受賞一覧(敬称略)

宮本輝
『泥の河』三部作、『流転の海』全九部、『優駿』など人間存在への深い観察と信頼に立脚した小説で、半世紀近く多くの読者を魅了。本年、初の歴史小説『潮音』全四巻を発表。そのますます盛んな文業に対して

映画「国宝」製作チーム
歌舞伎という伝統芸能の華麗な世界と、その裏にある複雑な人間ドラマをスタッフの努力と俳優陣の演技によって見事に描き出し、実写の日本映画として22年ぶりに興行収入100億円を突破した

河北新報・横山勲(つとむ)記者
福島県国見町の「高規格救急車リース事業」の問題を手がかりとして、企業版ふるさと納税制度が一部のコンサルタントにより「過疎ビジネス」に利用されている実態を明らかにし、地方の人材難と厳しい現実に迫った

藤原正彦
数学者であるがゆえの知性とユーモアが一体となった随筆スタイルで、作家としても活躍。とくに国語教育に警鐘を鳴らし続け、『国家の品格』などの著作で、日本の文化的教養の涵養に寄与し続けている

小泉和子と昭和のくらし博物館
未開拓だった日本家具史研究と生活史研究に長年携わるとともに、昭和26年築の自宅を保存・公開。昭和百年の今日まで庶民文化の記憶を伝え、日本人の生活文化を継承する活動を続けている

 

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