オーディオブック書籍ラインナップ数No.1(※)の「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンクは、日本で唯一のオーディオブックのアワード「オーディオブック大賞2025」を発表しました。本アワードは、急速に広がるオーディオブック文化を広く伝えることを目的に開催され、受賞作品はユーザーの投票によって決定しています。
※日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ。日本語オーディオブック書籍ラインナップ数調査
文芸部門大賞は『地面師たち』、ビジネス書部門大賞は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が受賞しました。
さらに今年は「audiobook.jp特別賞」と「菊池雄星賞」が新設され、オーディオブックの魅力を多角的に表彰しています。また、昨年から設置された法人版部門では、オーディオブックを企業の人材育成等に積極的に活用している企業3社が活用賞を受賞しました。
「オーディオブック大賞2025」受賞作品・受賞企業
【文芸部門】
◆大賞『地面師たち』
著者:新庄耕
出版社:集英社
出演者(ナレーター/キャスト):河西健吾、速水奨、金光宣明、疋田由香里、小柳基、川東哲也、綿貫竜之介、前田啓太、岡本綾香、篠原孝太朗
配信URL:https://audiobook.jp/product/271512
▼投票で寄せられた声(一部抜粋)
・オーディオブックで初めて聴きました。ドキドキする展開に、どんどん先を聴きたくなりました。
・臨場感がありとても良かったです。
・鬼気迫る演技が素晴らしく、一気に聴いてしまいました。
・2回オーディオブックで聞いてから文庫本も買い、動画配信サービスに加入して映像版も見たくらい面白い作品でした。ハリソン山中役を演じられた声優の方が、どんな役作りをしてどのようにあの声を出されていたのか、気になります。
◆準大賞『月の影 影の海 (上) 十二国記 1』
著者:小野不由美
出版社:新潮社
ナレーター:久川綾
配信URL:https://audiobook.jp/product/272602
▼投票で寄せられた声(一部抜粋)
・アニメ版に出演している声優の方が出演しており、良かったです。
・学生時代読んでいた「十二国記」を懐かしくなって聴いてみたら、久川綾さんの多彩な声色、演技に引き込まれてしまいました。下巻の配信を心待ちにしています。
・本作品に関わる久川さんをナレーターに起用されているので、世界への没入感が高かったです。
・もともと十二国記が好きです、陽子役の久川さんがナレーターになるのはさらに素晴らしい。
【ビジネス書部門】
◆大賞『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
著者:三宅香帆
出版社:集英社
ナレーター:瀬戸歩
配信URL:https://audiobook.jp/product/269902
▼投票で寄せられた声(一部抜粋)
・新しい視点だと感じたと同時にとても納得できました。
・時間の使い方を改めて考えるきっかけになりました。
・気になっていて読んでみたいと思っていたがなかなか読めなかったので、オーディオブックで聴くことができてとてもよかったです。
・現代に生きる私達が生涯向き合う大切な課題だ、と思いました。
◆準大賞『休養学 あなたを疲れから救う』
著者:片野秀樹
出版社:東洋経済新報社
ナレーター:宮沢拓弥
配信URL:https://audiobook.jp/product/270405
▼投票で寄せられた声(一部抜粋)
・休養について学問として確立していて勉強になりました。
・とにかく仕事とプライベートの切り替えが下手なので、何か生活に取り入れたくて読みました。具体的な行動を知ることができて良かったです。
・オーディオブックで聞いて面白かったので、本も買いました。
・休み方の概念が変わりました。
【特別部門 audiobook.jp特別賞】
オーディオブック文化の発展に寄与し、特に話題性や新規性を示した作品・取り組み、または制作・表現の面で新たな可能性を切り拓いた作品に贈られる賞です。ユーザー投票や利用者からの反響などをふまえ、audiobook.jpを運営する株式会社オトバンク内で協議の上、選考されました。
◆大賞『稲荷山誠造 嵐のあとには青い空』
著者:香住泰
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ナレーター:濱本大史
配信URL:https://audiobook.jp/product/272942
▼選考理由
シリーズ1作目は紙の書籍に増してオーディオブックで大きな支持を集め、リスナーとの新しい出会いを生み出しました。その流れを受け、2作目となる本作は電子書籍とオーディオブックのみで刊行されることになり、読書体験の広がりを示す象徴的な事例となりました。
◆準大賞『小説 映画ドラえもん のび太と空の理想郷』
原作:藤子・F・不二雄、著:福島直浩、脚本:古沢良太
出版社:小学館
ナレーター:慶長佑香、國分和人
配信URL:https://audiobook.jp/product/270532
▼選考理由
国民的アニメ映画の小説をオーディオブック化するという新しい挑戦に取り組み、幅広い世代に「聴く読書」の魅力を届けました。映像・書籍・音声を横断した取り組みは、オーディオブックの新たな可能性を切り拓きました。
【特別部門 菊池雄星賞】
audiobook.jp公式アンバサダーであるメジャーリーガー・菊池雄星投手が選出する特別な賞です。オーディオブックの魅力をより多くの方に伝える作品を菊池投手の視点で選んでいます。受賞作は、11月4日に開催される授賞式で発表されます。
【法人版部門 活用賞】
「audiobook.jp 法人版」導入企業の中から、オーディオブックを効果的に取り入れ、従業員の成長と組織の発展に積極的に活用している企業に贈られます。活用状況や従業員の反響などをふまえ、audiobook.jpを運営する株式会社オトバンク内で協議の上、選考されました。
◆活用賞
・MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
・株式会社大丸松坂屋百貨店
・フジモトHD株式会社
オトバンク代表取締役社長 久保田裕也さんのコメント
今年のオーディオブック大賞でも、多くのユーザーの皆様から「音声だからこそ最後まで楽しめた」「キャストの表現によって物語の世界に引き込まれた」といった声をいただきました。オーディオブックが、作品の魅力を広げる存在として確かな役割を果たしていることを実感しています。
特に今年は、社会人が「読書を諦めずに続けられる」ことを後押しするビジネス書や、子どもから大人まで親しめる作品が受賞するなど、オーディオブックが生活や学びの幅広い場面で活用されていることが浮き彫りになりました。また法人部門では、企業の人材育成やエンゲージメント向上においても導入が進み、音声活用の広がりを強く感じています。
オトバンクは昨年20周年を迎え、新たな10年に向けた歩みをスタートしました。これからも「本を読むも聴くも当たり前に選べる社会」を実現するために、出版社やクリエイター、企業の皆様と力を合わせ、オーディオブックの可能性をさらに広げてまいります。
「オーディオブック大賞」とは
オーディオブック市場のさらなる発展と、優れた作品の制作を奨励することを目的に、会員数300万人・日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」が主催し、2022年から開催している国内唯一のオーディオブックのアワードです。受賞作品は、audiobook.jpユーザーの投票で決定されます。
【各作品部門審査方法】
・audiobook.jpのユーザーを対象にインターネット調査でアンケートを実施
・アンケートにて、各部門でもっとも投票数が集まった上位作品より、大賞、準大賞を決定
・アンケート期間:2025年8月7日〜8月17日
・回答数:約1,000件
なお、新設の「audiobook.jp特別賞」および「菊池雄星賞」については、それぞれの選定基準に基づき選出されました。
▼過去のオーディオブック大賞受賞作一覧
https://www.otobank.co.jp/audiobook-award
 
         
          
 
          