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「医師」と「刀匠」を目指す女性を描いた『志記(1)遠い夜明け』、「屍人荘の殺人」シリーズ第3作『兇人邸の殺人』が初登場|週間文庫ランキング(2025年10月14日調べ)

文庫ランキング20251014

今回の文庫ランキング第1位は、髙田郁さんの新シリーズ『志記(1)遠い夜明け』でした。本作は、同じ日に生まれた二人の女児が、それぞれ「医師」と「刀匠」という、女性には困難とされる道を選び、やがて互いの人生が交錯していく物語です。

志記 一
著者:髙田郁
発売日:2025年10月
発行所:角川春樹事務所
価格:792円(税込)
ISBNコード:9784758447522

文化元年(1804年)、如月。清明の日にふたりの女児が産声を上げる。ひとりは蔵源美津。蔵源家は黒兼藩で代々藩医を勤める家系で、祖父の教随は秘密裡に腑分けを行い、父の恵明は藩医学校「青雲館」を担う立場であった。今ひとりは高越暁。備前刀を手掛ける刀鍛冶の一族で、祖母の高越剡は「女忠光」の異名を取っていた。長じて、美津は医学、暁は鍛刀を志すことになる。猪突猛進で焔にも似た美津、常に冷静で氷に喩えられる暁、女には困難とされる道を選んだふたりの人生が、十九の初夏、思いがけず江戸で交錯する。志を胸に人生を切り拓いていく者たちの群像劇、いよいよ開幕。

(角川春樹事務所公式サイト『志記(1)遠い夜明け』より)

 

第5位には、今村昌弘さんの『兇人邸の殺人』が初登場しました。本作は、実写映画化もされた『屍人荘の殺人』から続くシリーズ第3作で、大学のミステリ愛好会に所属する面々がさまざまな謎に挑むミステリー作品です。

兇人邸の殺人
著者:今村昌弘
発売日:2025年10月
発行所:東京創元社
価格:990円(税込)
ISBNコード:9784488466138

“廃墟遊園地”に建つ奇怪な屋敷「兇人邸」。班目機関の研究資料を探すグループとともに、深夜そこに侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは無慈悲な首斬り殺人鬼だった。同行者が次々と惨殺され、比留子は行方不明になってしまう。絶体絶命の状況下で葉村は比留子を見つけ出し、謎を解いて生き延びることができるのか。『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。

(東京創元社公式サイト『兇人邸の殺人』より)




 

週間文庫ランキング TOP10

※ランキングについて※
・調査期間:2025年10月6日~10月12日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です

文庫ランキング20251014

 

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