今回の文庫ランキング第1位は13週連続で『国宝』上巻で、下巻も11週連続で第2位となりました。実写映画の興行収入は150億円を超え、原作小説の累計発行部数は130万部を突破しています。
- 国宝 上
- 著者:吉田修一
- 発売日:2021年09月
- 発行所:朝日新聞出版
- 価格:880円(税込)
- ISBNコード:9784022650085
第3位には、永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』が初登場しました。本作は、江戸の木挽町の芝居小屋裏で起きた「仇討ち」の真相が、目撃者の証言によって明らかになっていき、大どんでん返しが待ち受ける物語です。本作は直木賞と山本周五郎賞を受賞し、柄本佑さん、渡辺謙さんが主演の実写映画が2026年2月27日(金)に公開予定です。
- 木挽町のあだ討ち
- 著者:永井紗耶子
- 発売日:2025年10月
- 発行所:新潮社
- 価格:781円(税込)
- ISBNコード:9784101028835
雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。
(新潮社公式サイト『木挽町のあだ討ち』より)
そのほかの新刊では、第11位に知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』が初登場しました。本作は、ミステリを愛する大富豪が、雪深い山の「硝子の館」に集めた13人の招待客と、13年前の未解決の殺人事件の謎に挑む本格ミステリーで、2022年本屋大賞にノミネートされた作品です。
- 硝子の塔の殺人
- 著者:知念実希人
- 発売日:2025年10月
- 発行所:実業之日本社
- 価格:1,100円(税込)
- ISBNコード:9784408559766
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、ゲストたちが招かれた。
この館で惨劇が起こる……。
館の主人が毒殺。
ダイニングでは血塗れの遺体。
血文字で記された13年前の事件。名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬が謎を追う。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、驚愕のどんでん返し。
2022年本屋大賞ノミネート作であり、知念実希人史上、最大ベストセラー作!(実業之日本社公式サイト『硝子の塔の殺人』より)
関連記事
・【売上ランキング】知念実希人おすすめ小説10選
週間文庫ランキング TOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2025年9月29日~10月5日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
前回のランキングを見る
・『鬼の花嫁 短編集』や『秒速5センチメートル the novel』が初登場|週間文庫ランキング(2025年9月30日調べ)