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『国宝』が10週連続首位! 赤川次郎『紅葉坂のレストラン 杉原爽香52歳の秋』や、5年ぶり新刊『キノの旅』第24巻が初登場|週間文庫ランキング(2025年9月16日調べ)

週間文庫ランキング2025年9月16日調べ

今回の文庫ランキング第1位は『国宝』上巻で、10週連続の首位となりました。累計発行部数は140万部を突破し(単行本、電子版を含む)、実写映画の興行収入は142億円を超え、日本の実写映画で歴代2位となっています。

国宝 上
著者:吉田修一
発売日:2021年09月
発行所:朝日新聞出版
価格:880円(税込)
ISBNコード:9784022650085

 

第5位には、赤川次郎さんの「杉原爽香」シリーズ最新作『紅葉坂のレストラン 杉原爽香52歳の秋』が初登場しました。本シリーズは、登場人物が現実と同じように年齢を重ねるミステリー作品で、1988年に発売された第1作『若草色のポシェット』では15歳だった主人公の爽香が、現在では52歳となっています。

紅葉坂のレストラン
著者:赤川次郎
発売日:2025年09月
発行所:光文社
価格:814円(税込)
ISBNコード:9784334107642

杉原爽香は、姪の瞳と一緒に瞳の親友、石川美沙子のなじみのレストラン〈紅葉亭〉を訪れた。そこで、シェフと男性客との若い女性をめぐるトラブルを目撃してしまう。一方、〈J博物館〉で守衛の坂井忠介が殺害される。被害者のケータイには少女の盗撮画像が保存されており、爽香はそのことで坂井の娘から相談を受けた。娘想いの彼はなぜ殺されたのか、謎は深まるばかり……。人気シリーズ第38弾!

(光文社公式サイト『紅葉坂のレストラン 杉原爽香52歳の秋』より)

 

そのほかの注目の新刊は、2020年以来のシリーズ最新巻で、今年で25周年を迎えた『キノの旅』第24巻(第13位)です。本シリーズは、主人公のキノと、言葉を話すことができる相棒の二輪車・エルメスが、世界を旅し続ける物語で、国ごとに違う独自の法や常識を目の当たりにしていくファンタジー作品です。

キノの旅 24
著者:時雨沢恵一 黒星紅白
発売日:2025年09月
発行所:KADOKAWA
価格:770円(税込)
ISBNコード:9784049165906

「お花が満開だよ。綺麗だねえ。キノ」エルメスが言った。「転ばなかったよ」キノと呼ばれた運転手が言った。
ピンクが混じった草原を走っていたキノとエルメスは、なだらかな丘を一つ越えた時、「前方に、お仲間」「ボクにも見えた」進む道の上に、今までまったく見えなかった、自然以外の物を見つけた。それは、道と草原の隙間に横倒しになっている一台のモトラドであり、それを起こそうと力をかけているが起こせないでいる運転手だった。

(KADOKAWA公式サイト『キノの旅(24)』より)




 

週間文庫ランキング TOP10

※ランキングについて※
・調査期間:2025年9月8日~9月14日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です

週間文庫ランキング2025年9月16日調べ

 

第11位~第20位

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第21位~第30位

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