日本文学振興会は7月16日（水）、第173回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川賞・直木賞ともに該当作なしと発表しました。両賞ともに該当作なしは1997年下半期（第118回）以来、27年半ぶりで史上6回目です。
芥川賞の該当作なしは2011年上半期（第145回）以来、14年ぶり、直木賞の該当作なしは2006年下半期（第136回）以来、18年半ぶりとなりました。
芥川賞
該当作なし
第173回芥川龍之介賞候補作品
・グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」（文學界6月号）
・駒田隼也「鳥の夢の場合」（群像6月号）
・向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」（文藝春季号）
・日比野コレコ「たえまない光の足し算」（文學界6月号）
直木賞
該当作なし
第173回直木三十五賞候補作品
・逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』（早川書房）
・青柳碧人『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』（新潮社）
・芦沢央『噓と隣人』（文藝春秋）
・塩田武士『踊りつかれて』（文藝春秋）
・夏木志朋『Nの逸脱』（ポプラ社）
・柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』（新潮社）
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