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“明治時代×デスゲーム”を描いた『イクサガミ 地』が初登場、“絶対にネタバレ厳禁”で話題の『世界でいちばん透きとおった物語』が急浮上|週間文庫ランキング(2023年5月23日調べ)

今回の文庫ランキングは、佐伯泰英さんの「空也十番勝負」シリーズの完結巻となる第10作『奔れ、空也』が2週連続で第1位でした。「居眠り磐音」シリーズの主人公・坂崎磐音の嫡男である坂崎空也が主人公の作品で、空也が武者修行のために各地を訪れ、武芸の腕を磨いていく様が描かれています。

奔れ、空也
著者:佐伯泰英
発売日:2023年5月
発行所:文藝春秋
価格:847円(税込)
ISBN:9784167920357

 

第5位には、直木賞作家・今村翔吾さんが「明治時代のデスゲーム」を描いた『イクサガミ 地』が初登場しました。2022年2月に発売された『イクサガミ 天』から続く明治三部作の第2巻で、腕に覚えのある292人が、大金を得るために命がけの戦いを繰り広げる物語です。

『イクサガミ 天』は、「時代小説SHOW」2022年時代小説ベスト10の文庫書き下ろし部門で第1位を獲得するなど話題になっていた作品で、シリーズは次巻の第3巻で完結となります。

イクサガミ 地
著者:今村翔吾
発売日:2023年5月
発行所:講談社
価格:935円(税込)
ISBN:9784065280126

討て。生きるため。武士の時代の終幕――魂の戦い!

読者の熱烈な支持を受けた、明治バトルロイヤル譚。

東京を目指し、共に旅路を行く少女・双葉が攫われた。
夜半、剣客・愁二郎を待ち受けていたのは、十三年ぶりに顔を合わせる義弟・祇園三助。
東海道を舞台にした大金を巡る死闘「蠱毒」に、兄弟の宿命が絡み合う――。
文明開化の世、侍たちの『最後の戦い』を描く明治三部作。待望の第2巻!

(講談社BOOK倶楽部『イクサガミ 地』より)

 

注目作品は、第21位にランクインした『世界でいちばん透きとおった物語』。“電子書籍化絶対不可能”、“ネタバレ厳禁”の仕掛けが隠された作品で、5月16日(火)にYouTuberのTERUちゃんさんが紹介した動画で火が付き、品切れする書店が続出しました。

世界でいちばん透きとおった物語
著者:杉井光
発売日:2023年4月
発行所:新潮社
価格:737円(税込)
ISBN:9784101802626

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

(新潮社公式サイト『世界でいちばん透きとおった物語』より)



 

文庫売上ランキング TOP10

※日販調べ
※TOP10のみ前回との順位比較を記載
※★印は集計期間中(2023年5月15日~5月21日)に発売された新刊です

 

第11位~第20位

 

第21位~第30位

 

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