今回の文庫ランキング第1位は、6月25日(水)に発売された宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』でした。「2024年本屋大賞」をはじめ、文学賞19冠に輝いた作品で、続編の『成瀬は信じた道をいく』を含めたシリーズ累計発行部数は140万部を突破しています。
- 成瀬は天下を取りにいく
- 著者:宮島未奈
- 発売日:2025年07月
- 発行所:新潮社
- 価格:693円(税込)
- ISBNコード:9784101061412
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。閉店を間近に控える西武大津店に毎日通い、ローカル番組の中継に映るといいだした。さらに、お笑いコンビ・ゼゼカラでM-1に挑み、高校の入学式には坊主頭で現れ、目標は二百歳まで生きること。最高の主人公の登場に、目が離せない! 本屋大賞を受賞した圧巻の青春小説!
(新潮社公式サイト『成瀬は天下を取りにいく』より)
第5位には、畠中恵さんの『いつまで』が初登場しました。シリーズ累計発行部数が1,000万部を突破している「しゃばけ」シリーズの第22弾で、17年ぶりの長編作品となっています。
「しゃばけ」シリーズの文庫最新巻の発売は、毎年「冬の恒例行事」となっていますが、10月にTVアニメ化されることを記念し、今年は特別に夏の発売となりました。
- いつまで
- 著者:畠中恵
- 発売日:2025年07月
- 発行所:新潮社
- 価格:693円(税込)
- ISBNコード:9784101461441
悪夢を食べる獏の場久がいなくなった。さらに、医師の火幻まで姿を消してしまう。二人は、悪夢の中にいるのだという。なんとか助け出そうと若だんなが夢に飛び込むと……そこは「五年後の江戸」につながっていた! おまけに長崎屋は信じられない事態に。若だんなは、お店の危機を救えるか!? そして若だんなを助けてくれた謎の女性の正体は? 時をかけるシリーズ第22弾は、待望の長編作品。
(新潮社公式サイト『いつまで』より)
週間文庫ランキング TOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2025年6月23日~6月29日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
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・宮部みゆき『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』や、今野敏『任侠楽団』が初登場|週間文庫ランキング(2025年6月24日調べ)