6月6日(金)より全国公開された吉沢亮さん主演の映画「国宝」が、公開からわずか10日間で観客動員数85万人、興行収入11.9億円を突破しました。
歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄の50年を描いた壮大な一代記が、壮絶で胸が熱くなると観る者を圧倒し、公開から絶えず話題となっています。
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく...。
誰も見たことのない禁断の「歌舞伎」の世界。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。
もがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。何のために芸の世界にしがみつき、激動の時代を生きながら、世界でただ一人の存在“国宝”へと駆けあがるのか?
圧巻のクライマックスが、観る者全ての魂を震わせる ――。
(映画「国宝」公式サイトより)
原作者・吉田修一が「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた壮大な物語
本作は、『パレード』や『悪人』などで数々の文学賞を受賞した作家・吉田修一さんの最高傑作との呼び声高い同名小説が原作。吉田さん自身が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎さんの元で3年間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にして書き上げた渾身の作品を、映画「フラガール」の李相日監督が映像化しました。
初日アンケートでは満足度97.2%を記録(※TOHOシネマズ調べ)。SNS上でも絶賛の声はとどまることなく、美しい「国宝」の世界に没入し、「近年にない衝撃を受けた」「吉沢亮の演技が凄い!」「3時間が瞬く間に過ぎた」「もう一度と言わず何度も映画館に観に行きたくなる」など賞賛の声が相次いでいます。
既にフランス、スイス、オランダ、韓国、香港、台湾などの9の国と地域での公開が決定し、海外から続々問い合わせがきているとのこと。開催中の第27回上海国際映画祭での上映も決定しており、「国宝」が、日本の芸術が、日本中にムーブメントをおこし、世界中に広がっています。
日本、ならびに世界が絶賛する「国宝」。
“魂を震わすほどの熱狂”を是非劇場で体感してみてください。
- 国宝 上
- 著者:吉田修一
- 発売日:2021年09月
- 発行所:朝日新聞出版
- 価格:880円(税込)
- ISBNコード:9784022650085
- 国宝 下
- 著者:吉田修一
- 発売日:2021年09月
- 発行所:朝日新聞出版
- 価格:880円(税込)
- ISBNコード:9784022650092
映画『国宝』作品情報
原作:『国宝』吉田修一著(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
脚本:奥寺佐渡子
監督:李相日
出演:吉沢亮
横浜流星/高畑充希 寺島しのぶ
森七菜 三浦貴大 見上愛 黒川想矢 越山敬達
永瀬正敏
嶋田久作 宮澤エマ 中村鴈治郎/田中泯
渡辺謙
製作幹事:MYRIAGON STUDIO
制作プロダクション:クレデウス
配給:東宝
©吉田修一/朝日新聞出版 ©2025映画「国宝」製作委員会
映画『国宝』公式サイト
原作者プロフィール
吉田修一
よしだ・しゅういち。1968年生まれ、長崎県出身。1997年に『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。同じ年に純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞して話題に。2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞、第34回大佛次郎賞を受賞。2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。2019年『国宝』で第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞を受賞。2023年『ミス・サンシャイン』で第29回島清恋愛文学賞を受賞。作品は英語、仏語、中国語、韓国語などに翻訳され、世界で注目される。映像化された作品も多く、『東京湾景』『女たちは二度遊ぶ』『7月24日通り』『悪人』『横道世之介』『さよなら渓谷』『怒り』『楽園』『路』『太陽は動かない』などがある。2016年より芥川賞選考委員を務める。
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