読者の投稿だけで選ばれる新しい本の大賞「SNS推し本大賞」の一次選考が5月1日(木)からスタートします。応募締切は5月31日(土)です。7月1日〜9月中旬の最終選考を経て、10月24日(金)に大賞が発表されます。
同賞は、読者の投稿だけで選ばれる本の大賞です。書評コミュニティ「ツナグ図書館」や、「本に関わるすべての人をつなぐ」をコンセプトに活動する「本をつなぐプロジェクト」を運営する、読書系インフルエンサーのぶっくまさんなど読書好きの人たちで構成するSNS推し本大賞実行委員会が主催・運営しています。
具体的には、直近1年に刊行された本の中から、「読んで心が震えた」「友人やフォロワーにも薦めたい」「書店でもっと推してほしい」と思った推しの一冊に1票を投じ、リアルな想いを得票数として集計。フォロワー数や広告費に左右されない透明なプロセスで大賞を選出。SNSで生まれた声から、次のベストセラーを生み出すという取り組みです。
応募方法
参加資格は、X・Instagram・Threadsのアカウントを持つ人。一次投票の対象となる作品は、2024年5月1日~2025年4月30日の間に刊行されたもの。「#SNS推し本大賞2025」を付けて、一人あたり5冊まで投稿(投票)することが可能です。
最終選考への投稿(投票)は、一次投票の結果で発表されるノミネート作品を実際に読んで、「#SNS推し本大賞2025+部門名」を付けて、各部門1冊まで可能です。
SNS推し本大賞公式サイトはこちら。
主催者からのコメント
書店の奥で静かに眠る一冊には、あなたの心を震わせる物語が、まだ息をひそめているかもしれません。
けれど現実には、年間7万点を超える新刊の多くが、知られることなく静かに姿を消していきます。出版不況と呼ばれる時代の中で読書人口の減少は、未来の本の芽を摘み取ろうとしています。
私たちはこの状況を変えたい。
SNSが持つ「共感の連鎖」を力に、“推し”の想いが眠れる良書を照らし出す。それが『SNS推し本大賞』です。
透明な選考で組織票や広告費の壁を超え、読者の声だけで本が選ばれる。
書店・出版社・著者・読者がフラットにつながり、本との出会いをもう一度、自由に編み直していく。
そして、読者一人ひとりの熱狂が流通を動かし、誰かの「推し」が次のベストセラーを生み出す。
そんな新しい本の大賞を、私たちは本気で考えました。
この大賞が目指すのは、ただのランキングではありません。
一人ひとりの読書体験が、未来の読書文化をつくる。世代も地域も超えて、“推し本”でつながる。
まったく新しいかたちのブックアワードです。