東野圭吾『マスカレード・ゲーム』や、高橋文哉&西野七瀬がW主演『少年と犬』がランクイン｜週間文庫ランキング（2025年3月25日調べ）

2025.03.26 / ランキング / 記事ほんのひきだし編集部

今回の文庫ランキング第1位は、東野圭吾さんの『マスカレード・ゲーム』でした。ホテルマンに扮する刑事を主人公とした「マスカレード」シリーズの第4作で、これまでに第1作の『マスカレード・ホテル』と第3作の『マスカレード・ナイト』が実写映画化されています。

マスカレード・ゲーム: 著者：東野圭吾; 発売日：2025年03月; 発行所：集英社; 価格：990円（税込）; ISBNコード：9784087447477

解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。
共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。
捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。
警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する――。

（集英社公式サイト『マスカレード・ゲーム』より）

第6位は、3月20日（木・祝）に実写映画が公開された『少年と犬』でした。本作は、傷つき悩む人々と、それに寄り添う野良犬の交流を描いた物語で、2020年に第163回直木賞を受賞した作品です。実写映画では高橋文哉さんと西野七瀬さんがダブル主演を務めています。

少年と犬: 著者：馳星周; 発売日：2023年04月; 発行所：文藝春秋; 価格：858円（税込）; ISBNコード：9784167920210

傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった――。

2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。
ある日、和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。
その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。
だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……

犬を愛するすべての人に捧げる涙の物語！

（文藝春秋公式サイト『少年と犬』より）

そのほかのランキング集計期間中に発売された新刊では、第4位に『チンギス紀（6）断金』、第7位に『准教授・高槻彰良の推察EX』第3巻、第9位に『スレイヤーズすぴりっと。「王子と王女とドラゴンと」』がランクインしました。