本屋で今検索されている本ランキング
全国の書店に設置された端末で「いま何が検索されているのか?」を調べ、ランキング形式でご紹介しています(日販 attaplus!調べ)。売上冊数ではなく「検索数」を集計していることから、従来のランキングとは違った角度で“今話題の本”がわかります。
今回のランキングTOP2は、第1位が『マイブック―2025年の記録―』、第2位が令和ロマン・髙比良くるまさんの『漫才過剰考察』と、2作とも3週連続でTOP2となりました。
第4位には、Webメディア・オモコロの『こどもふざけ方教室』がランクインしました。オモコロは「あたまゆるゆるインターネット」を合い言葉とする若者に人気のコンテンツで、本作は『コロコロコミック』(小学館)で連載されていた読者投稿コーナー「オモコロ放課後クラブ」を単行本化したものです。
- こどもふざけ方教室
- 著者:オモコロ
- 発売日:2025年01月
- 発行所:小学館
- 価格:1,430円(税込)
- ISBNコード:9784093891837
今もっとも若者にウケているおもしろ集団、オモコロ。
彼らにコロコロコミックにて約2年担当していただいた小学生たちのハガキコーナー「オモコロ放課後クラブ」には、毎月僕たち編集部の想像を遥かに超える、斬新で独創性溢れるハガキがたくさん投稿されてきていました!
オモコロメンバーと小学生達が全身全霊でふざけたおしてできあがった傑作集、そのエネルギーを真っ向からぜひ浴びてみてください!(小学館公式サイト『こどもふざけ方教室』より)
第5位には第172回芥川賞に選出された鈴木結生さんの『ゲーテはすべてを言った』、第6位には第172回直木賞に選出された伊与原新さんの『藍を継ぐ海』がランクインしました。
『ゲーテはすべてを言った』は、ゲーテの研究者・博把統一が、彼の知らないゲーテの名言と出合い、その言葉が本当にゲーテの名言かどうかを探し求めるうちに、創作とは何か、学問とは何かということを問いかける作品です。
- ゲーテはすべてを言った
- 著者:鈴木結生
- 発売日:2025年01月
- 発行所:朝日新聞出版
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784022520395
高明なゲーテ学者、博把統一は、一家団欒のディナーで、彼の知らないゲーテの名言と出会う。
ティー・バッグのタグに書かれたその言葉を求めて、膨大な原典を読み漁り、長年の研究生活の記憶を辿るが……。
ひとつの言葉を巡る統一の旅は、創作とは何か、学問とは何か、という深遠な問いを投げかけながら、読者を思いがけない明るみへ誘う。
若き才能が描き出す、アカデミック冒険譚!(朝日新聞出版公式サイト『ゲーテはすべてを言った』より)
『藍を継ぐ海』は、山口県萩市の見島、奈良県東吉野村、北海道遠軽町、徳島県など、日本のさまざまな場所で起こる小さな奇跡を、「科学」をモチーフに描いた作品です。
- 藍を継ぐ海
- 著者:伊与原新
- 発売日:2024年09月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784103362142
なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。
(新潮社公式サイト『藍を継ぐ海』より)
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