今回の第1位は、佐伯泰英さんの時代小説シリーズ「助太刀稼業」第2巻『もどき友成』でした。身に覚えのない罪を着せられて脱藩を余儀なくされた武士・神石嘉一郎と、豊後毛利藩の三男でありながら「控え」「もどき若様」と軽んじられている毛利助八郎が、なぜか旅をともにすることになり……という内容です。
- もどき友成
- 著者:佐伯泰英
- 発売日:2024年08月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:880円(税込)
- ISBNコード:9784167922559
故里の毛利藩を出て、波乱の旅を続けてきた嘉一郎と助八郎。毛利家家宝の刀を江戸の高名な刀剣商・備前屋へ持ち込んだ。助八郎の勝手に振り回されながらも「助太刀稼業」で名を挙げる嘉一郎はある日、一万八千両もの借財があるという譜代大名の屋敷へ赴くことに。案内の小姓の姿が消えた時、不穏な声が響き、危険が迫る――
剣の修行と商人の交わりを通し、世の中を学び成長する武士の爽やかな姿を描く、シリーズ第2巻!(文藝春秋公式サイト『もどき友成 助太刀稼業(2)』より)
注目の新刊は、第10位に初登場した『新 謎解きはディナーのあとで』。本作は、「2011年本屋大賞」を受賞した『謎解きはディナーのあとで』の新章第1弾で、世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様でありながら国立署に勤務する刑事・宝生麗子が、難事件に遭遇するたびに“執事兼運転手”の影山に暴言を吐かれつつも、事件の真相を解明していくミステリーです。
9月18日(水)には続編の単行本『新 謎解きはディナーのあとで2』が発売予定です。
- 新謎解きはディナーのあとで
- 著者:東川篤哉
- 発売日:2024年08月
- 発行所:小学館
- 価格:902円(税込)
- ISBNコード:9784094073805
本屋大賞第1位&シリーズ累計440万部突破の国民的ユーモアミステリ、待望の新章スタート!!
宝生麗子の後輩にど天然な新米刑事・若宮愛里が加わり、警視庁に栄転した風祭警部は大きなミスを犯して国立署に舞い戻り、新たなメンバーで難事件に挑む。
富豪の家で”無人だった”はずの部屋から発見された長男の首吊り死体の謎とは?(「風祭警部の帰還」)
鍵のかかった土蔵で見つかった骨董好きの老人の遺体と血文字のダイイング・メッセージの謎、シェアハウスで殺された看護師と5つの目覚まし時計の謎……
執事探偵・影山の推理と毒舌が冴えわたる、本格ミステリ全5編。(小学館公式サイト『新 謎解きはディナーのあとで』より)
お待たせ致しました。
「新 謎解きはディナーのあとで」が
文庫版となって発売されました。https://t.co/mjDwN29689これを記念し、スペシャル動画を公開致します。
お嬢様の声は、花澤香菜さん。
私影山の声は、梶裕貴さんにご担当いただいております。どうぞ、心ゆくまでお楽しみくださいませ。 pic.twitter.com/WNL2tmjHkH
— 執事探偵・影山 (@nazoD3) August 6, 2024
文庫売上ランキングTOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2024年8月5日~8月11日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
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・浅田次郎が紡ぐ感涙の物語『母の待つ里』や、大家さんとの別れを描いた矢部太郎『大家さんと僕 これから』が初登場|週間文庫ランキング(2024年8月6日調べ)