人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

人と本や本屋さんとをつなぐWEBメディア「ほんのひきだし」

  1. HOME
  2. ニュース
  3. ランキング
  4. 浅田次郎が紡ぐ感涙の物語『母の待つ里』や、大家さんとの別れを描いた矢部太郎『大家さんと僕 これから』が初登場|週間文庫ランキング(2024年8月6日調べ)

浅田次郎が紡ぐ感涙の物語『母の待つ里』や、大家さんとの別れを描いた矢部太郎『大家さんと僕 これから』が初登場|週間文庫ランキング(2024年8月6日調べ)

今回の文庫ランキング第1位は、7月29日(月)に発売された浅田次郎さんの『母の待つ里』でした。〈母〉のもとに足を運ぶ還暦世代の男女3人の視点で進んでいく物語で、それぞれの家庭、仕事、来し方、迷いや疑いをリアルに、時にユーモラスに綴りながら、次なる人生の道しるべを見出していく姿を描いています。

8月16日(金)からは、NHK BSプレミアム4Kにて実写ドラマが放送開始予定で、中井貴一さん、松嶋菜々子さん、佐々木蔵之介さん、宮本信子さんらが出演します。

母の待つ里
著者:浅田次郎
発売日:2024年08月
発行所:新潮社
価格:825円(税込)
ISBNコード:9784101019291

男は東北のとある駅に降り立った。大手食品会社の社長として東京で多忙な日々を過ごす彼は、上京して以来、じつに40数年ぶりに故郷を目指すのだ。
実家ではすっかり腰の曲がった86歳の母・ちよが、彼の親不孝を責めもせず、温かく迎えてくれた。父亡きあと一人で家を守ってきた母は、囲炉裏端に心づくしの手料理を並べ、薪で風呂を沸かし、寝物語に神隠しにあった村の娘の話を聞かせてくれた。「母は、自分の息子も神隠しにあって帰ってこないのだと考えて自らを納得させていたのだろうか」。布団の中で男はこれまでの人生を振り返る……。
しかし、彼はこの慈愛に満ちた〈母〉が本当は誰なのかを知らない。ただ、ここが「ふるさと」であることだけは知っている――。

(新潮社『母の待つ里』特設サイトより)

 

ランキング集計期間中に発売された新刊では、第11位に矢部太郎さんの『大家さんと僕 これから』がランクインしました。本作は、お笑い芸人の矢部さんと、一緒に住む大家さんとの日常を描いた物語で、シリーズ累計発行部数は140万部を突破しています。

大家さんと僕 これから
著者:矢部太郎
発売日:2024年08月
発行所:新潮社
価格:880円(税込)
ISBNコード:9784101053622

大家のおばあさんと芸人の僕の‟二人暮らし”は今年も更新。メール代わりに直接届く手紙、蒸し器ごと肉まんのお裾分け、台風の中の無茶ぶりや、完璧な遠隔指示で巡る伊勢丹お使いまで。けれど楽しい日々にも終わりの足音が……。おかえりなさい。いってきます。忘れたくない沢山の想いを受け取って、僕は「これから」の道を歩き出す。大ヒット傑作マンガ涙の完結編。カラーイラスト8P収録。

(新潮社公式サイト『大家さんと僕 これから』より)

 



 

文庫売上ランキング TOP10

※ランキングについて※
・調査期間:2024年7月29日~8月4日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です

01

 

第11位~第20位

 

第21位~第30位

 

前回のランキングを見る

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』第12巻、『高校事変』第20巻が初登場|週間文庫ランキング(2024年7月30日調べ)