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坂本龍一の苦闘と栄光、華やかさと裏腹の激動の半生を語った自伝『音楽は自由にする』が初登場|週間文庫ランキング(2023年4月25日調べ)

今回も、第1位は東野圭吾さんのファンタジー作品『クスノキの番人』、第2位は馳星周さんの『少年と犬』で、いずれも初登場から3週連続でTOP2となりました。『クスノキの番人』は、“願いが叶う木”といわれる一本のクスノキを巡るファンタジー作品。『少年と犬』は、2020年に第163回直木賞を受賞した、ある犬と人々の温かい交流を描いた作品です。

クスノキの番人
著者:東野圭吾
発売日:2023年4月
発行所:実業之日本社
価格:990円(税込)
ISBN:9784408558035

 

少年と犬
著者:馳星周
発売日:2023年4月
発行所:文藝春秋
価格:858円(税込)
ISBN:9784167920210

 

第5位には、今野敏さんの「任侠」シリーズ第5弾『任侠シネマ』が初登場しました。本シリーズは、義理人情に厚い昔気質のヤクザたちが、ひょんなことからさまざまな問題を解決していく物語です。これまでに、倒産寸前の出版社を立て直すために奔走する『任侠書房』や、私立高校の再建を図る『任侠学園』などが発売されており、『任侠学園』は西島秀俊さんと西田敏行さんの主演で映画化もされました。

今作の『任侠シネマ』の舞台となるのは、北千住にある古い映画館。TVやネットに押されて客足が落ち、潰れかけている映画館を立て直すことはできるのか……!?という内容です。

任侠シネマ
著者:今野敏
発売日:2023年4月
発行所:中央公論新社
価格:814円(税込)
ISBN:9784122073555

 

第6位には、3月に亡くなった坂本龍一さんの自伝『音楽は自由にする』が初登場しました。2009年に発売された単行本を文庫化したもので、音楽への想いを自らの言葉で語っています。

「あまり気が進まないけれど」と前置きしつつ、日本が誇る世界的音楽家は語り始めた。伝説的な編集者である父の記憶。ピアノとの出合い。幼稚園での初めての作曲。高校での学生運動。YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた新しい音楽――。華やかさと裏腹の激動の半生と、いつも響いていた音楽への想いを自らの言葉で克明に語った初の自伝。

(新潮社公式サイト『音楽は自由にする』より)

音楽は自由にする
著者:坂本龍一
発売日:2023年4月
発行所:新潮社
価格:1100円(税込)
ISBN:9784101291222



 

文庫売上ランキング TOP10

※日販調べ
※TOP10のみ前回との順位比較を記載
※★印は集計期間中(2023年4月17日~4月23日)に発売された新刊です

 

第11位~第20位

 

第21位~第30位

 

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