今回の総合ランキング第1位は、4週連続で『成瀬は天下を取りにいく』でした。本作は、宮島未奈さんのデビュー作で、「2024年本屋大賞」を受賞した連作短編集。滋賀県⼤津市に住む中学生の成瀬あかりを主人公にした青春小説で、1月に発売された続編『成瀬は信じた道をいく』も第6位となっています。
- 成瀬は天下を取りにいく
- 著者:宮島未奈
- 発売日:2023年03月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,705円(税込)
- ISBNコード:9784103549512
- 成瀬は信じた道をいく
- 著者:宮島未奈
- 発売日:2024年01月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784103549529
第2位は、雨穴さんの『変な家2 〜11の間取り図〜』でした。3月に公開された実写映画「変な家」がヒットしたことで関連作の売上が好調で、『変な絵』と『変な家』も第3位と第5位となっています。
- 変な家 2
- 著者:雨穴
- 発売日:2023年12月
- 発行所:飛鳥新社
- 価格:1,650円(税込)
- ISBNコード:9784864109826
- 変な絵
- 著者:雨穴
- 発売日:2022年10月
- 発行所:双葉社
- 価格:1,540円(税込)
- ISBNコード:9784575245677
- 変な家
- 著者:雨穴
- 発売日:2021年07月
- 発行所:飛鳥新社
- 価格:1,400円(税込)
- ISBNコード:9784864108454
第4位と第7位は、池井戸潤さんの最新長編『俺たちの箱根駅伝』上・下巻でした。2021年11月から2023年6月まで『週刊文春』に連載されていた作品で、「箱根駅伝」を目指す古豪の大学チームと、箱根駅伝中継に情熱と技術を注ぎ込むテレビマンを描いています。
- 俺たちの箱根駅伝 上
- 著者:池井戸潤
- 発売日:2024年04月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:1,980円(税込)
- ISBNコード:9784163917726
- 俺たちの箱根駅伝 下
- 著者:池井戸潤
- 発売日:2024年04月
- 発行所:文藝春秋
- 価格:1,980円(税込)
- ISBNコード:9784163917733
古豪・明誠学院大学陸上競技部。
箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。(文藝春秋公式サイト『俺たちの箱根駅伝(上)』より)
週間総合ランキングTOP10
※ランキングについて※
・調査期間:2024年4月29日~5月5日 日販調べ
・★印は、調査期間内に発売された新刊です
第11位~第20位
前回のランキングを見る
・乃木坂46山下美月の写真集『ヒロイン』、池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』が初登場|週間ベストセラー(2024年4月30日調べ)