堂場瞬一「ラストライン」第6弾『罪の年輪』や、畠中恵「まんまこと」第8弾『いわいごと』が初登場｜週間文庫ランキング（2024年3月12日調べ）

2024.03.13 / ランキング / 記事ほんのひきだし編集部

今回の文庫ランキングは、第1位が前回と同じく「あきない世傳金と銀特別巻」下巻の『幾世の鈴』、第2位は、3月15日（金）から実写映画が公開される『変な家』でした。

幾世の鈴: 著者：髙田郁; 発売日：2024年03月; 発行所：角川春樹事務所; 価格：770円（税込）; ISBNコード：9784758446211

変な家: 著者：雨穴; 発売日：2024年01月; 発行所：飛鳥新社; 価格：770円（税込）; ISBNコード：9784864109932

第3位には、堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズ第6弾『罪の年輪』が初登場しました。主人公は、〈異動の先々で事件を呼ぶ男〉と言われる、定年退職間近のベテラン刑事・岩倉剛。彼は事件に関する異常なまでの記憶力を持ち、誤った方向に暴走しそうになる捜査本部をギリギリで引き留める「ラストライン」の担い手で、今作ではシリーズ史上最高齢の容疑者と対峙します。

罪の年輪: 著者：堂場瞬一; 発売日：2024年03月; 発行所：文藝春秋; 価格：935円（税込）; ISBNコード：9784167921804

87歳の元小学校教師が殺された。自首してきた同い年の男性は60年前からの知り合いだというが、なぜか動機だけは頑なに語らない。

（文藝春秋公式サイト『罪の年輪ラストライン（6）』より）

第5位には、畠中恵さんの「まんまこと」シリーズ第8弾『いわいごと』が初登場しました。本作は、江戸町名主のお気楽者の跡取り息子・高橋麻之助が、幼なじみで町名主を継いでいる色男・八木清十郎、堅物の同心・相馬吉五郎とともに、さまざまな謎ともめ事の解決に挑む連作短編シリーズです。

いわいごと: 著者：畠中恵; 発売日：2024年03月; 発行所：文藝春秋; 価格：836円（税込）; ISBNコード：9784167921811

麻之助、ついに後妻をとる――！？
かつて恋女房を亡くした麻之助。
彼のもとに、縁談が3つもやってきた！
しかも、ひとりは江戸一と謳われる美人。そして、どの縁談も妙なところがあるようで……。
麻之助たちは、なぜ不思議な縁談ばかり集まったのか調べることに。
果たして、麻之助の縁談の行方は……。

他にも、相馬家が吟味方与力に昇進したり、高橋家の支配町が増えたりと、今回も麻之助たちは大忙し！　急展開の第8巻。

（文藝春秋公式サイト『いわいごと』より）

そのほかの新刊では、第8位に『アクセル・ワールド』第27巻、第9位に『リコリス・リコイル Recovery days』が初登場しました。