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このランキングでは、そんな読書メーターで「今注目が集まっている本」を紹介します! “次に読む一冊”を見つける参考にどうぞ。
先月注目を集めた本【第1位】はこちら!!
成瀬は天下を取りにいく
著者:宮島未奈
発売日:2023年3月
発行所:新潮社
価格: 1,705円(税込)
ISBN:9784103549512
短編作「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞した宮島未奈さんのデビュー作、『成瀬は天下を取りにいく』が第1位でした。前出の大賞受賞作を含む6作を収録した短編連作集で、わが道を進む成瀬あかりを中心に描かれた作品です。
読書メーターユーザーからは、次のようなレビューが寄せられました。
面白すぎて止まらない! 気づけば不思議な感覚に包まれていた。常に何か目標を持ち自分らしく我が道を行く。たまに笑ってしまうけど本人はいたって真剣。そんな成瀬にすっかり夢中。利己的でも自己中でもなく他人を決して否定しない。成瀬の魅力は言葉では言い尽くせない。幼なじみの言動にも興味をそそられる。成瀬はどんな大人になるのだろう。たとえ偉業を成し遂げたとしても変わらず成瀬のままなんだろうな。余韻が凄すぎて頭の中が成瀬であふれている。
(ユーザー名:びびん)
もう最高。本読みながらこんなにワクワクしたのいつ以来だろう。成瀬あかり、令和最強のヒロイン爆誕! コロナ禍とか色々気持ちが沈む事も多いけど、愚直に突き進む成瀬にいっぱいの元気もらいました。好き勝手やってるように見えて周りへの感謝も忘れない成瀬ほんと好き。成瀬には200歳まで生きて大津にデパート建てて天下とって欲しいし、島崎も最後まで成瀬の生き様を見届けて欲しい。青春のいとおしさが詰まった笑いと涙溢れる本。推します!
(ユーザー名:もぐもぐ )
14歳中学2年生の天才変人少女・成瀬あかりと同級生の平凡な親友少女・島崎みゆきのちょっと風変わりな青春物語です。ヒロインの成瀬は「いいな」と思ったことには迷いなく食らいつき綿密な計画と目標を立てて何が何でもやり遂げる執念とど根性とバイタリティーが凄まじい今時珍しい女の子なのですね。彼女は人からどう思われようと嫌われようとも全く気にせず如何なる障害をも吹き飛ばす強い精神力の持主で何事にも動じない逞しさがあるのです。家の近所にある西武大津店の閉店に向けたパフォーマンス、女漫才コンビでMー1グランプリへの挑戦。
(ユーザー名:夢追人009)
読書メーター 2023年3月の注目本ランキング
※集計期間:2023年3月1日(水)~31日(金)
期間中の本の登録数・レビュー投稿数を集計。
第1位『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈/新潮社)
第2位『白ゆき紅ばら』(寺地はるな/光文社)
第3位『黄色い家』(川上未映子/中央公論新社)
第4位『好きになってしまいました。』(三浦しをん/大和書房)
第5位『荒地の家族』(佐藤厚志/新潮社)
第6位『あなたはここにいなくとも』(町田そのこ/新潮社)
第7位『名探偵のままでいて』(小西マサテル/宝島社)
第8位『答えは市役所3階に 2020心の相談室』(辻堂ゆめ/光文社)
第9位『恋とそれとあと全部』(住野よる/文藝春秋)
第10位『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(新川帆立/集英社)
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