今回の文庫ランキングは、佐伯泰英さんの「吉原裏同心」シリーズ第40作『蘇れ、吉原』が第1位に初登場しました。「吉原裏同心」シリーズは、剣の腕を買われて吉原の用心棒となった神守幹次郎の活躍を描く時代小説。駆け落ちして妻となった幼馴染の汀女とともに、吉原に起こるさまざまな事件を解決していきます。
- 蘇れ、吉原
- 著者:佐伯泰英
- 発売日:2023年10月
- 発行所:光文社
- 価格:836円(税込)
- ISBNコード:9784334100711
寛政五年十月、江戸を見舞った大火事のあと、吉原に大勢の客が押し寄せる。その正体を巡り、会所八代目頭取四郎兵衛と一人二役の裏同心神守幹次郎は苦悩する。さらに困窮する切見世女郎らを救うため、幹次郎の密命を帯びた澄乃を、これまでにない危機が襲う! 新たな敵が触手を伸ばす中、吉原を苦境から救い出そうとする廓の人々、それぞれの祈りが交差する。
(光文社公式サイト『蘇れ、吉原』より)
第4位には、望月麻衣さんの「京都寺町三条のホームズ」第20巻が初登場しました。本シリーズは、京都の寺町三条商店街にある骨董品店「蔵」で働く女子高生・真城葵と、店主の息子で“寺町のホームズ”と呼ばれる家頭清貴が、客から持ち込まれる奇妙な依頼を解決していくミステリーです。
- 京都寺町三条のホームズ 20
- 著者:望月麻衣
- 発売日:2023年10月
- 発行所:双葉社
- 価格:726円(税込)
- ISBNコード:9784575526998
大学3年の夏休み。京都国立博物館でマネージメント担当のインターンとして働くことになった葵のところに、香港のジウ・イーリンから電話が入った。「香港の美術館での展示会に円生の絵が飾られている」小松探偵事務所から姿を消した円生は、香港にいるのか? 清貴と小松は香港に飛ぶが……。
(双葉社公式サイト『京都寺町三条のホームズ(20)』より)
文庫売上ランキング TOP10
※日販調べ
※TOP10のみ前回との順位比較を記載
※★印は集計期間中(2023年10月9日~10月15日)に発売された新刊です
第11位~第20位
第21位~第30位
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・知念実希人『吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ』、誉田哲也『もう、聞こえない』が初登場|週間文庫ランキング(2023年10月10日調べ)