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QuizKnockが最終審査を行う読書感想文コンクール「推し文大賞」が決定!

「あなたの人生観を揺さぶった物語、心に刺さった一行、胸がアツくなったキャラクターなど。キミの中の大切な一冊を、世界に推してみないか!」

というメッセージとともに、2022年11月13日~2023年1月16日まで、講談社主催で募集が行われた「推し文大賞」。
対象は、絵本、漫画、小説、実用書など講談社から出版されているすべての書籍となっており、中学生以下、高校生、大学/一般の全3部門に分けて実施されました。

全国から多数の応募が寄せられた本賞は、3月24日(金)、クイズを題材とするYouTuberグループ・QuizKnockのメンバーが厳正な最終審査を行い、入賞者が決定しました。

入賞作品の中から各部門の最優秀賞を、最終審査員のQuizKnockの皆さんのコメントとともにご紹介します。

 

■中学生以下の部
最優秀賞:「私が数学を好きになったきっかけ」城下あかりさん


【推し本】『浜村渚の計算ノート』著者:青柳碧人
【推したい相手】数学が好きな人と、そうでもない人に

【最終審査員コメント】QuizKnock 伊沢拓司
個人的には、より学年が上の部門だったとしても上位に選ぶであろう作品だった。「推し文」である以上は「他人が読んだらどう思うか」の視点が必要であるが、本作はエピソードの選択やまとめ方にそうした客観性が窺え、かつ筆致も魅力的であった。

 

■高校生の部
最優秀賞:「みんなが集う場所」玉木まりあさん


【推し本】『しずかな日々』著者:椰月美智子
【推したい相手】人生の選択を迷って悩んでいる人

【最終審査員コメント】QuizKnock 山本祥彰
過ごした日々が、一度読んだはずの本をより鮮明に生々しく見せたのですね。
玉木さんが『しずかな日々』を拠り所としたように、この文章自体さえも誰かの拠り所になるだろう、と思わせてくれる作品でした。

 

■大学・一般の部
最優秀賞:「言葉のたび」南千尋さん


【推し本】『わたしの芭蕉』著者:加賀乙彦
【推したい相手】忙しく働く大人へ

【最終審査員コメント】QuizKnock 須貝駿貴
芭蕉にとっての光堂のように、南さんにとって無駄を削ぎ落とした日本語はただの日常以上に光り輝いて見える、そんな思いが伝わりました。
実はこの作品は、字数が他の方の作品より少ないです。まるで俳句のように、伝えたいことに絞って書いてくださったのでしょう。

 

■団体賞
中学生以下の部:文京学院大学女子中学校(東京都)
高校生の部:聖和学院高等学校(神奈川県)

 

各部門での優秀賞(3名)、入選(5名)については、「推し文大賞」特設サイトをご覧ください。
▶特設サイトはこちら