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第174回芥川賞に鳥山まこと『時の家』、畠山丑雄『叫び』!直木賞は嶋津輝『カフェーの帰り道』に決定

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日本文学振興会は1月14日(水)、第174回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川賞に鳥山まことさんの『時の家』と畠山丑雄さんの『叫び』、直木賞には嶋津輝さんの『カフェーの帰り道』をそれぞれ選出しました。芥川賞の鳥山さんと畠山さんは初候補で受賞。直木賞の嶋津さんは2回目の候補で受賞となりました。

芥川賞受賞作は、2月10日(火)発売の『文藝春秋』3月号に全文と選評が掲載されます。直木賞受賞作は、2月20日(金)発売の『オール讀物』3・4月合併号に作品の一部と選評が掲載されます。贈呈式は、2月下旬に都内で行われます。

 

芥川賞

鳥山まこと『時の家』

鳥山まこと

©渡辺充俊

 

【プロフィール】
とりやま・まこと。1992年生まれ。兵庫県宝塚市出身。京都府立大学卒業、九州大学大学院修士課程修了。2023年「あるもの」で第29回三田文學新人賞を受賞しデビュー。

【重版時予約受付】時の家
著者:鳥山まこと
発売日:2025年10月
発行所:講談社
価格:2,090円(税込)
ISBNコード:9784065412275

青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。
目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。
幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。

(講談社公式サイト『時の家』より)

主な作品
「あるもの」(2023年三田文學春季号)
「欲求アレルギー」(2024年三田文學春季号)
「アウトライン」(2024年群像11月号)
「辿る街の青い模様」=2025年『駅と旅』(東京創元社)所収
『時の家』(講談社)=第47回野間文芸新人賞受賞

 

畠山丑雄『叫び』

畠山丑雄

©眞鍋光太朗

 

【プロフィール】
はたけやま・うしお。1992年大阪府吹田市生まれ。京都大学文学部卒。2015年「地の底の記憶」で第52回文藝賞を受賞してデビュー。

【重版時予約受付】叫び
著者:畠山丑雄
発売日:2026年1月
発行所:新潮社
価格:1,870円(税込)
ISBNコード:9784103567516

早野ひかるは「先生」に打ちのめされ、銅鐸と土地の来歴を学び始める。ここではかつて罌粟栽培と阿片製造が盛んで、満州に渡って「陛下への花束」を編み、紀元2600年記念万博を楽しみにしていた青年がいた。いつしか昭和と令和はつながり、封印されていた声が溢れ出す。大阪と大陸で響き合う夢とロマン、恋愛政治小説。

(新潮社公式サイト『叫び』より)

主な作品
『地の底の記憶』(河出書房新社)
『改元』(石原書房)=第38回三島由紀夫賞候補
「叫び」(2025年新潮12月号)

 

第174回芥川龍之介賞候補作品

・久栖博季「貝殻航路」(文學界12月号)
・坂崎かおる「へび」(文學界10月号)
・坂本湾「BOXBOXBOXBOX」(文藝冬季号)
・鳥山まこと「時の家」(群像8月号)
・畠山丑雄「叫び」(新潮12月号)

 

直木賞

嶋津輝『カフェーの帰り道』

嶋津輝さん

プロフィール
しまづ・てる。1969年生まれ。東京都荒川区出身。2016年「姉といもうと」で第96回オール讀物新人賞を受賞。2019年、受賞作を収めた『スナック墓場』でデビュー。

【重版時予約受付】カフェーの帰り道
著者:嶋津輝
発売日:2025年11月
発行所:東京創元社
価格:1,870円(税込)
ISBNコード:9784488029364

東京・上野の片隅にある、あまり流行(はや)っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。

(東京創元社公式サイト『カフェーの帰り道』より)

主な作品
「ラインのふたり」=アンソロジー『女ともだち』(文藝春秋)所収
『スナック墓場』(文藝春秋、文庫化に際し『駐車場のねこ』に改題)
「猫とビデオテープ」=アンソロジー『猫はわかっている』(文藝春秋)所収
「漂泊の道」=アンソロジー『私たちの特別な一日』(東京創元社)所収
『襷がけの二人』(文藝春秋)=第170回直木賞候補
『カフェーの帰り道』(東京創元社)

 

第174回直木三十五賞候補作品

・嶋津輝『カフェーの帰り道』(東京創元社)
・住田祐『白鷺立つ』(文藝春秋)
・大門剛明『神都の証人』(講談社)
・葉真中顕『家族』(文藝春秋)
・渡辺優『女王様の電話番』(集英社)

 

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