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”コーヒー界のアップル”とも呼ばれる、アメリカで大人気のコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」。その「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店が2月6日に東京・清澄白河で、2号店が3月7日に青山でオープンしました。春には3号店が代官山にオープンする予定です。
「ブルーボトルコーヒー」の日本上陸をきっかけに、「サードウェーブ」という耳慣れない単語がニュースで聞かれるようになりました。それでは、「ブルーボトルコーヒー」をはじめとする、コーヒー界の「サードウェーブ(第3の波)」とは何なのでしょうか?
「第3の波」というからには、当然、第1・第2の波があります。
第1の波とは、19世紀後半にコーヒーの大量生産・流通が可能になり、アメリカの一般家庭や職場に一気にコーヒーが定着した時代を指します。このとき普及したのは浅煎りのアメリカンコーヒーで、品質はそこまで重視されていませんでした。
第2の波は、1960年から1990年代にかけ、深煎り・高品質の豆を使ったアレンジコーヒーが、アメリカだけでなく世界中に爆発的に広がった時代をいいます。これを広めたのが、スターバックスやタリーズといったシアトル系コーヒーチェーンです。
今回の「第3の波」は、コーヒー豆の産地を重視し、ハンドドリップで豆の個性を最大限に引き出せる淹れ方を追究する、新しいカルチャーです。この動きは、1990年代後半から起こっています。これまでのコーヒーは、複数の農園で生産された豆をブレンドするのが一般的でした。しかしサードウェーブでは、単一の農園で採れた単一種のコーヒー豆を使用する「シングルオリジン」が重視されます。ワインのように、産地や農園、淹れ方にこだわった、本当においしいコーヒーを求める文化なのです。
日本でも長い歴史のあるコーヒー文化ですが、今回のサードウェーブのみならず、意外に知らないことが多いです。ワインと同様、知識を得ることでより味わいを楽しめるところも、コーヒーの魅力の一つです。
そこで今回は、気軽に読んでいるうちにコーヒーの知識が身に付く、コーヒーがテーマの漫画をご紹介します。
物語の舞台は、飲料会社。ヤリ手でお調子者の上司・加賀谷と、コーヒーが飲めないダメ部下・花山の2人が、サードウェーブコーヒーのプロジェクトを立ち上げようとするお話です。コーヒー業界で知らない人はいない“コーヒーハンター”こと川島良彰さんの監修による、最新情報満載の本格コーヒー漫画です。
メニューは「コーヒー」ただ一つ……マスターがお客様のお好みのコーヒーを淹れる喫茶店「夜」を舞台にした物語です。ほろ苦い物語を読むうちに、しっかりコーヒーの知識が身に付きます。
コーヒーの専門職・バリスタの活躍を、うんちくを交えて描いた本格カフェ漫画です。2013年に全10巻で完結しています。
コーヒーにまつわる様々なストーリーを集めた、人間ドラマあり、コメディーありの短編集(単巻)。コーヒーに関するうんちくはほとんど出てきませんが、コーヒーのある人生の魅力が溢れた一冊です。表紙の、コーヒーをこぼしたシミのようなデザインも秀逸。