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今まさに沸騰直前の状態にある「縄文ブーム」。7月3日(火)からは特別展「縄文 ―1万年の美の鼓動」が東京国立博物館で開催中、さらに7月7日(土)には映画「縄文にハマる人々」が公開されました。
特別展では、縄文の国宝6件が初めて勢揃い!! 2014年同館開催の「日本国宝展」で“土偶神ファイブ”なる5体の土偶が展示されたことから火がついたこのブームは、勢いに乗り、ますます注目を集めているようです。
今から1万2000年~3000年前に始まったとされる縄文時代。はるか昔に作り出された土偶たちは、素朴で力強く、自然や命への敬意にあふれている……とされていますが、フラットな視点で見るとなんとも愉快で、不思議とカワイイ。土偶におもしろさ・かわいさを見出した“土偶女子”もまた、今じわじわと増えています。
そんな土偶女子の代表ともいえるのが、7月16日(月)放送のNHK「土偶ミステリー~日本最古のフィギュア その謎に迫る~」に出演した譽田亜紀子(こんだ・あきこ)さん。
今回は、譽田さんだからこそ書けた【新鮮な視点の土偶本】を3冊ご紹介します!
土偶は縄文時代に作られた人形の焼き物である。それは、およそ一万五千年続いたと言われるこの時代の人々の精神性を伝え、呪術文化の象徴ともされてきた。現在、発見されている土偶は二万体に及ぶ。大小さまざま、顔の有無なども決して一様ではないこの多様な焼き物は、時代と空間を超えて、見る者の心をつかんで離さない。掌に収まり、お守りのように作られた小さな土偶。四五センチの大きさを誇る国宝。時に神秘、時に前衛芸術のような印象を与える土偶は、精神性の表れであり、かつ日本最古の美術品に他ならない。
本書は縄文の美の宇宙に、さまざまな角度から迫り、カラー図版で紹介する試みである。東京新聞・中日新聞好評連載「土偶界へようこそ」待望の書籍化。
どう作られ、いったい何に使われていたのか。現代にどうよみがえったのか。
国宝5体とこれだけは見ておきたい土偶を多数のカラー図版、貴重な資料とともに紹介する。思わず唸る17の物語。
最後に紹介するのは、折り紙で作って特徴を学べる土偶の本。「顔から両腕出てる土偶」「結っチャイナ土偶」「瞑想する巨神兵土偶」など、ネーミングもユニークです。
ストレッチしていたり、体育座りしていたり、顔から腕が生えていたり、瞑想していたり。
その自由すぎる造形で現代人を魅了し、「掘り出されたフィギュア」とも言われる土偶。
なかでも選りすぐりの超個性派「土偶ちゃん」たち20体が、「折り紙」として登場!ページをペリペリはがすとそのまま折り紙に。折り図と、初心者や苦手な人でも取り組みやすい折り線付きです。
それぞれ写真+プロフィールがわかる解説も収録。学びながら折ることで、土偶の新たな魅力が立ちあがります。(朝日新聞社『折る土偶ちゃん』より)
この夏、土偶女子と一緒に“日本人の美の原点”を感じてみませんか?