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2月16日(木)、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」の総合グランプリと各部門賞が発表されました。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、株式会社フライヤーとグロービス経営大学院が共同開催しているビジネス書の企画です。”今読むべきビジネス書”を一般読者が投票して選ぶ企画で、今年で8回目を迎えました。
「イノベーション」「マネジメント」「政治・経済」「自己啓発」「リベラルアーツ」「ビジネス実務」の6部門について、ノミネートされた100冊以上の中から総合グランプリと各部門賞が選ばれています。また、特別賞として「ロングセラー賞」と「グロービス経営大学院賞」が設置されています。
ちなみに前回の総合グランプリは、『1日1話、読めば心が熱くなる 365人の仕事の教科書』でした。さて、今年はどんな本が選ばれたのでしょうか。
ビジネス実務部門賞を獲得し、さらに総合グランプリに輝いたのは『佐久間宣行のずるい仕事術』でした。サラリーマンをしながらTV・ラジオのパーソナリティなど幅広く活躍する佐久間宣行さんの著書で、62の仕事術が収録されています。「ずるい」と銘打ってはいますが、日々の仕事で生じる引っ掛かりを取り除くワザが並んだ1冊です。
内容
サラリーマンでありながら「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まる、45歳のフツウのようでフツウじゃない今注目のプロデューサーが教える仕事術とは? 会社にいながら消耗せず、誰とも戦わずに自分の名前で仕事をするための62の方法教えます。
目次
第1章 仕事術編
第2章 人間関係編
第3章 チーム編
第4章 マネジメント編
第5章 企画術編
第6章 メンタル編
解説:齋藤修さん(ニッポン放送「オールナイトニッポン」ディレクター)
おわりに
(ダイヤモンド社公式サイト『佐久間宣行のずるい仕事術』より)
イノベーション部門賞を獲得したのは『自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング』です。近年話題を集めているリスキリング(=新しいことを学び、新しいスキルを身につけ実践し、そして新しい業務や職業に就くこと)を構造的に紐解いて、個人がどのように取り組めばよいかが丁寧に紹介されています。
『自分のスキルをアップデートし続ける リスキリング』要約・レビュー記事
▶様々な企業で活用されている「リスキリング」の重要性!
マネジメント部門賞を受賞したのは、『だから僕たちは、組織を変えていける』でした。働き方、生活スタイルの変化により、より困難になってきている組織・チーム作りの処方箋として手に取られている1冊です。
2021年11月に発売され、累計発行部数は10万部超を突破しています。2022年12月には実践できるワークブックも発売されました。
『だから僕たちは、組織を変えていける』要約・レビュー記事
▶これから目指したい組織像に向けて役立つ実践的な変革メソッド!
政治・経済部門賞は、経済学者やイェール大学助教授、タレント、会社経営者などマルチな活躍をする成田悠輔さんによる政治入門書『22世紀の民主主義』でした。「言っちゃいけないことはたいてい正しい」(帯文)や「選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」(副題)など、ラディカルなフレーズが目を引きますが、成田さんの未来への願いが詰まった1冊です。
自己啓発部門賞は、『言語化の魔力』でした。心をラクにする方法の一つとして、「書く」「話す」といった「言語化」を提案する本書。著者である精神科医の樺沢紫苑さんは、『学びを結果に変える アウトプット大全』『神・時間術』など、数々のベストセラーを生んでおり、著書累計発行部数は220万部を超えて記録しています。
『言語化の魔力』要約・レビュー記事
▶「言葉」にすれば人生は変わる。悩みを自信に変えるための「3つの軸」とは?
リベラルアーツ部門賞は、『13歳からの地政学』が受賞しました。子どもたちが夏休み期間になる7~8月を中心に売り伸ばし、累計発行部数は15万部を超えています。世界情勢が大きく変動している中で注目される「地政学」を、子どもから大人まで誰もがわかりやすいように紹介している1冊です。
ビジネスパーソンに長く愛されている「ロングセラー賞」が授与されたのは、稲盛和夫さんの代表作『生き方』でした。2004年に発売され、2013年には100万部を突破してミリオンセラーになりました。稲森さんがこの世を去った2022年8月以降にも大きく売上を伸ばしました。
また今回新設された「グロービス経営大学院賞」には、『限りある時間の使い方』が選ばれました。アメリカで活躍するジャーナリスト、オリバー・バークマンさんによる、新しいタイムマネジメント方法を提案する1冊です。
私たちは、読者こそがコンテンツを評価する人であるべきだと考えています。
特にビジネス書は、小説などのフィクションとは異なり、読者自身が「価値がある」「実用的」「有益」などと明確に判断することが可能です。そこで「読者が選ぶビジネス書グランプリ」では、その年に発売されたビジネス書のなかから、読者(=ビジネスパーソン)が最も有意義だと感じたものを選んで投票し、最も票を集めたものが表彰されるという形式をとっています。
(「読者が選ぶビジネス書グランプリ」公式サイトより)
主催:グロービス経営大学院、株式会社フライヤー
公式サイト:https://business-book.jp/
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