「最近、スマホを見ていても同じような情報ばかりが流れてくる」「おすすめされるのは、いつも似たような内容」──そんな情報の偏りに疲れを感じている方にグッドニュースです。この夏、全国の400を超える書店で「脱スマホフェア」が開催されます。
アルゴリズムの枠を超えて、新しい世界と出合う
私たちの日常は、スマートフォンのアルゴリズムによって「最適化」された情報に囲まれています。検索履歴や閲覧傾向をもとに、似たような内容が繰り返し表示される仕組みは確かに便利ですが、同時に私たちの視野を狭めてしまう側面もあります。
「脱スマホフェア」は、そんなターゲティングされた情報から離れ、本という媒体を通じて新しい世界に触れる機会を提供する企画です。アスコム、アチーブメント出版、サンクチュアリ出版、すばる舎、ライツ社、ワン・パブリッシングの6社の「本のプロ」が選りすぐった本の中から、書店ごとに異なる組み合わせで本が展開されます。これにより、同じフェアでも書店によって全く違う顔を見せ、訪れる人それぞれに新しい発見をもたらします。
ラインアップには、東洋哲学から経済学、認知症の世界まで、幅広いジャンルの書籍が揃っています。
例えば、『シャドウワーク・ジャーナル』(すばる舎)で自分の内面と向き合ったり、『音声ガイドで聴く名画』(サンクチュアリ出版)で新しい芸術の楽しみ方を学んだり、『せんべろnetの酔っても作れる宅飲みおつまみ』(ワン・パブリッシング)で日常に小さな楽しみを見つけたり──。「こんな本あったんだ」と、スマホの画面からは出合わなかった体験が待っています。
読書インフルエンサー「ぶっくま」さんの選書も
本フェアでは、Xのフォロワー数が10万人を超える読書インフルエンサー「ぶっくま」さんの選書協力もあります。独自の図解&読書術で多くの本を紹介してきた「ぶっくま」さんが、フェアの告知から選書まで関わり、各書籍にはコメント付きのPOPも用意されています。
本のプロである出版社と、読者の心を掴む書店員、そして読書の楽しさを伝える専門家──3者が力を合わせて作り上げるこのフェアは、まさに「新しい本との出合い」を演出する最高の舞台です。
書店だからこそ味わえる「発見の喜び」
デジタル時代だからこそ、書店での偶然の出合いは貴重な体験となります。手に取った本のページをめくる感触、隣り合う本同士の思わぬ関連性、店内を歩きながら感じる知的好奇心──これらは、画面越しでは決して味わえない豊かさです。
「脱スマホフェア」は、こうした書店ならではの魅力を再発見する機会でもあります。普段なら手に取らない本、目に留まらない分野の書籍との出合いが、あなたの視野を広げ、新しい興味の扉を開いてくれるかもしれません。
この夏、スマホを置いて書店に足を向けてみませんか?
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