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「日本の美をよむ」読書イベントが5月6日(土)に開催!|胡桃堂喫茶店(配信あり)

「日本の美をよむ」は、2017年から2019年にかけ、東京・国分寺の胡桃堂喫茶店にて開催された読書会から始まった企画です。

胡桃堂喫茶店は、2017年にオープンした書店併設の喫茶店で、カフェ・喫茶にとどまらず、出版レーベル「クルミド出版」を立ち上げたほか、定期的にブックイベントを開催し、人とまちの関わりを芽吹かせています。


▲胡桃堂喫茶店の外観(上)と店内(下)

 

「日本の美をよむ」は、当時、同店に在籍していた今田順さんによって企画・主催されたイベントです。今田さんが2020年に子ども時代を過ごした広島に戻ってからは、同地の複合コミュニティ施設・ミナガルデンで「日本の美をよむ」の読書会がオンライン配信も併用して行われました。東京からの参加者もいて盛り上がりを見せたことから、5月6日(土)に、再び胡桃堂喫茶店を会場に開催されることになりました。

 

わたしたちの「美」や「文化」というものは、いったいなんでしょうか。
インターネットやSNSをみると、世界はちいさな文化の集合であることが、あらためてよくわかります。

では、わたしたちの背景には、どんなことがあるのでしょう?

百年ほどむかし。明治にはじまる文明化時代にいきたひとたちもまた、おなじようなことを考えていたようです。「日本の美をよむ 2023」では、この時代にのこされたテクストを紐ときながら、わたしたちの「通奏低音」をよんでゆきます。

当日は今田さんとともに、これまでの読書会でもモデレータを務めた帝京平成大学助教の中村将大さんも登壇されますので、デザイン的な観点で日本の美や、そのまわりにある思想を学ぶことができます。

 

おはなしはおもに下記の8冊を軸に展開されますが、ご参加にあたり、必ずしも事前に読んでいただく必要はありません。

 

▶参考書籍
・岡倉覚三『茶の本』(1906)
・夏目漱石『草枕』(1906)
・谷崎潤一郎『陰影礼賛』(1933)
・柳 宗悦『民藝四十年』(1958)
・和辻哲郎『風土』(1935)
・岡本太郎『日本の伝統』(1956)
・岡本太郎『沖縄文化論』(1959)
・鈴木大拙『東洋的な見方』(1963)

その場に居合わせた人と、同じ本について思いを交わし合えるのが読書会の醍醐味です。会場で、またはオンラインで、「日本の美」を探求する時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

「日本の美をよむ 2023」開催概要

▶日時
2023年5月6日(土)
19:00~21:00(開場 18:45)

▶会場:胡桃堂喫茶店
東京都国分寺市本町2-17-3(国分寺駅北口 徒歩7分)

▶参加費
・会場:2,500円
※会場参加は定員20名まで。資料・ワンドリンク付。
※会場参加は学割あり(500円引/2,000円)。当日、学生証をお持ちください。
・配信:2,000円

イベントチケットのご購入はこちら

▶モデレータ
今田 順(いまだ・じゅん)

ブックキュレーター
1989年東京生まれ、広島で育つ。一橋大学社会学部入学を機に再び東京へ。卒業後、カフェ・クルミドコーヒーに勤務。地域通貨の立ち上げ、クルミド出版、胡桃堂書店など地域とお店の接点づくりに従事。2020年に広島へUターンし、広島都心部の官民連携のまちづくり支援業務に携わる地域価値共創センターに所属。その傍ら「まち×本」の新たなうごめきを模索し、2022年広島PARCOにてBOOK PARK CLUBを主催するなど活動中。

 

中村将大(なかむら・まさひろ)

帝京平成大学 デザイン/デザイン教育
帝京平成大学 助教。1983年福岡生まれ。2021年4月より帝京平成大学所属。人文社会学部 人間文化学科 メディア文化コース担当。武蔵野美術大学卒業。面出薫に師事。2009年から2021年3月まで東洋美術学校専任講師。東洋美術学校ではデザイン教育プログラム設計、産学連携プロジェクトなども担当。ほか学外講座やデザイン業務も多数担当。

胡桃堂喫茶店 公式サイト