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4月7日(金)、映画「夜は短し歩けよ乙女」がついに公開されました。
アニメ「四畳半神話大系」のスタッフが再結集すること、声の主演を星野源さんが務めることなどで、公開前から注目を集めていた本作。すでにご覧になった方も多いのではないでしょうか?
「夜は短し歩けよ乙女」は、そのビジュアルも人気。キャラクター原案は、「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや『謎解きはディナーのあとで』の表紙などで知られる、イラストレーターの中村佑介さんが手掛けています。
中村佑介さんの作品は、女の子の横顔と緻密に描かれた背景が印象的。細部までじっくり味わっていると、つい時間を忘れてしまいます。
▼最近では、高校音楽の教科書にも使われているそう。うらやましい……。
入学シーズンですね。新高校生の皆さま、音楽の授業でお会いした際は、どうぞ宜しくお願いいたします。https://t.co/b1TPnAVfjF pic.twitter.com/fm2EVzv18G
— 中村佑介@チョコパイ (@kazekissa) 2017年4月5日
中村佑介さんの作品には濃淡をつけずに彩色を施したものが多いですが、もしこれを淡い色合いにしたり、濃淡をつけて塗ってみたりしたら、どんな雰囲気の作品になるのでしょうか?
例えばASIAN KUNG-FU GENERATIONのアルバム「ソルファ」のジャケットには、こちらのイラストが使用されていますが
色鉛筆で陰影をつけて塗ると、こんなふうにがらりと印象が変わります。
また中村さんの作品は、人物の肌に色が塗られていない点も特徴。この一点を変えるだけでも、かなり作品の雰囲気が変わります。肌を塗ってみたことで起こる変化=「肌が塗られていない理由」という言い方もできるでしょう。
現在発売中の『COLOR ME』は、中村佑介さんの線画を自分好みに楽しめるぬりえブック。CDジャケットや小説表紙、アニメといった中村佑介さんがこれまでに手掛けてきた作品と、描き下ろし作品が全部で40点収録されています。
「塗り始めは楽しかったのに、思っていたほどうまく塗れなかった」としょんぼりした経験は誰にでもあるはず。
しかし、なんと『COLOR ME』には、先ほど紹介した「画材別見本」の隣にメイキングが掲載されています。
「使用した色」はもちろん、「どんな順序で塗ったか」「修正したい時はどうするか」などを写真付きで丁寧に紹介。使ったことのない画材も使ってみたくなりますね。
『COLOR ME』は“ぬりえブック”ではありますが、線画集として鑑賞することももちろんできます。
最初からそのことを想定してつくられており、表紙のカバーをとるとタイトルが「中村佑介線画集」に変わります。
表紙は表紙カバーの線画、そして裏表紙には同じイラストの下絵が。一冊で何通りも楽しめます。
とはいえ線画を眺めていると、おそらく色を塗りたくなるでしょう。
『COLOR ME』には、しっかりした厚めの紙が使われており、すべてのイラストが片面に印刷されています。
両面印刷のものだと筆圧や色が裏側のページに出てしまいますが、その心配はありません。ただし水分の多い画材を使う時には、下敷きや厚紙を敷いたほうが安心です。
イラストが完成したら、ミシン目にそって切り離して好きな場所に飾ってみましょう。また、ハッシュタグ「#中村佑介ぬりえ」をつけてSNSに投稿すれば、あなたも“中村佑介ぬりえ展覧会”に参加できます。
すでにかなりの投稿が集まっていますので、まだ塗り始めていない方、どんなふうに塗るか決めきれない方も参考になるはず。
中には「えっ、これ中村佑介さんのイラストからできたの!?」と驚くほどタッチの違うものに仕上がっている作品もあります。一度覗いてみてくださいね。