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  • 「みをつくし料理帖」完成披露試写会に角川春樹監督・メインキャスト8名 “ラスト監督作”への思いを語る

    2020年09月19日
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    ほんのひきだし編集部
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    10月16日(金)に“角川春樹最後の監督作”として公開される映画「みをつくし料理帖」。9月17日(木)、同作の完成披露試写会が丸の内TOEI(東京・銀座)で開催されました。

    完成披露試写会に登壇したのは、主演の松本穂香さんのほか、奈緒さん、若村麻由美さん、窪塚洋介さん、小関裕太さん、藤井隆さん、石坂浩二さん、中村獅童さん、そして角川春樹監督の9名。

    撮影時の振り返りや、本作への思いを語りました。

     

    「角川春樹ラスト監督作」 監督自ら思い入れを語る

    角川監督にとって「みをつくし料理帖」は、思い入れのひときわ強い作品。

    「これまで73本の作品に関わってきましたが、初めて『スタッフ・キャストが現場で120%を発揮した』『皆を一つにまとめてそうすることが監督の仕事なんだ』と思いました。役者一人ひとりが本当に魅力的で、現場を楽しいと思ったのも初めて。『またこのメンバーで撮りたい』と思ったのも初めて。不思議です」

    「今まで映画に迷いを持ったことはないですが、初めて皆さんにお披露目する日ということで、この映画に関しては朝方1時から眠れなかったほど。撮影している時からずっと、心に尾をひいている作品です」

    イベントの最中も、キャスト一人ひとりのコメントや、仲のよいやりとりに優しい笑みを浮かべる場面が何度もありました。

     

    キャスト陣が振り返る「みをつくし料理帖」の現場

    主人公の女料理人・澪を演じた松本穂香さんは、今作が初の角川組。監督が撮影前に「女性陣はほめて伸ばす。男性陣には厳しくいくから」と宣言していたそうで、「毎日『よかったよ~!』とお芝居をほめてくれるんですが、その言葉が頭をよぎって『本当にそう思ってくれているのかな?』と思いつつ、でも優しく見守っていただきました」とコメント。

    生き別れた澪の幼なじみ・野江を演じた奈緒さんも、監督の優しさに不安になることがあったそうですが、「本当のOKだから安心しなさい」という言葉を励みに取り組んだと撮影時を振り返りました。

    男性陣の一人である小関裕太さんは「宣言どおりに厳しかった」と笑いつつも、「優しいなかに厳しさがある。完成した作品を観て、初めての自分の姿を見た気がします」。窪塚洋介さんも「角川春樹さんといえば、僕にとっては龍とか朱雀のような“伝説の存在”。実際にお会いして人となりに触れ、やっぱり半端じゃない人だと思いました」とコメント。さらに「雨予報の日に『今日はもう雨降んねえから。神社で雲切りしてきたから』とおっしゃって。本当に雨が降らなかったので、やっぱり龍なんだ、と……」という驚きのエピソードも飛び出しました。

    そんななかで藤井隆さんは「僕にはわりと優しく、ほめて伸ばしていただいた」と会場の笑いを誘い、「カットの後に『いいよ、藤井!』と呼び捨てで呼んでいただけたのも嬉しかった」と語りました。

    映画「男たちの大和/YAMATO」(2005年)以来となる中村獅童さんは、「角川監督はずっと応援してくれていて、駆け出しのころから『お前は大丈夫だ』と声をかけてもらいました。それが心の支えになり、再び呼んでいただいた嬉しさは一言では言い表せません」としみじみ。約15年ぶりとなった角川組の現場については、「殺陣のシーンで、まだ段取りなのに『何やってるんだお前ら! 真剣にやれ!』と怒鳴られ、『まだ段取りなんだけどなあ……』と思っていました(笑)」という裏話も。「でも、その声を聞いた時に監督はまだまだ大丈夫だと思いました。最後の監督作とおっしゃっていますが、ぜひ撮り続けていただきたいです」。

    角川映画1作目である「犬神家の一族」(1976年)からの付き合いである石坂浩二さんは、「当時の角川監督の『映画界をなんとかしなければ!』という熱をいまだに覚えています。今回もあらためて、その熱量を感じました。最後と言わず、『店じまい』と言いながらまだまだ続けてほしい」。これに対し角川監督も「原作にはまだ2作くらいの映画ができるネタがあります」と、監督業続投への意欲を見せました。

     

    角川映画第1作からちょうど44年後の公開 「世界中の人々に愛される映画に」

    前述の「犬神家の一族」が公開されたのは、1976年の10月16日(土)。「みをつくし料理帖」は、それからちょうど44年後の2020年10月16日(金)に公開を迎えます。

    キャストの面々が「心にしみわたるような、いいおだしの出た映画」(若村麻由美さん)、「『食は、人の天なり』の言葉のように、皆さんのいい栄養になれば」(窪塚洋介さん)と語る本作。

    角川監督も「撮影前の神事で、全世界に映画を観る喜びと感動を与えることができるよう、世界中の人々に愛されるようにと祈りました。それが私の気持ち。みなさんから愛されるような映画になることを願っています」と、これから映画を観る人々へメッセージを送っています。

     

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    映画「みをつくし料理帖」作品情報

    ストーリー
    時は、享和二年。大坂。8歳の澪(松本穂香)と野江(奈緒)は、暮らし向きが違えども仲の良い幼馴染だった。「何があってもずっと一緒や」と約束を交わす二人だったが、その約束の夜から大坂に大洪水が襲う。
    ――それから時は流れ、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」に、女料理人として働く澪の姿があった。あの大洪水で両親を亡くし、野江とも離れ離れになってしまった澪は、「つる家」の店主・種市に助けられたのだった。種市に天性の料理の才を見出され、女でありながら料理人として働いていた。
    しかし江戸の味に馴染めず試行錯誤の日々を過ごしていたのだが、やがて「つる屋」の看板料理を見出していく。たちまち江戸でも評判になっていく店にある日、吉原の扇屋で料理番をしている又次(中村獅童)という強面の男がやってきた。吉原で頂点を極めるあさひ太夫のために澪の看板料理を作ってくれと頼むのだった。そして、この日を境に運命の歯車が動き出す。
    果たして、澪と野江は再会を果たせるのか? 幾度となく訪れる艱難辛苦を乗り越えながら、料理に真摯に向き合い、運命を切り開いていく女料理人の成長と、不変の友情を描いた爽快な物語。

    出演:
    松本穂香 奈緒 若村麻由美 浅野温子 窪塚洋介 小関裕太 藤井隆
    野村宏伸 衛藤美彩 渡辺典子 村上淳 / 永島敏行 松山ケンイチ 反町隆史 榎木孝明 鹿賀丈史
    薬師丸ひろ子 / 石坂浩二(特別出演)/ 中村獅童

    製作・監督:角川春樹
    脚本:江良至、松井香奈、角川春樹
    原作:髙田郁『みをつくし料理帖』(角川春樹事務所)
    主題歌:手嶌葵「散りてなお」作詞・作曲:松任谷由実 編曲:松任谷正隆(ビクターエンタテインメント)
    料理監修:服部幸應
    音楽:松任谷正隆
    制作統括:遠藤茂行
    制作:楽映舎
    配給:東映

    miotsukushi-movie.jp

    八朔の雪
    著者:髙田郁
    発売日:2009年05月
    発行所:角川春樹事務所
    価格:607円(税込)
    ISBNコード:9784758434034

    © 2020映画「みをつくし料理帖」製作委員会




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