第172回直木賞を『藍を継ぐ海』で受賞したことを記念し、著者の伊与原新さんのサイン会が2月15日11時から、大阪府吹田市の田村書店南千里店で開催されます。伊与原さんは吹田市出身で、地元書店でのサイン会となります。
なお、本サイン会は大勢の地元のファンから申し込みが殺到。すでに募集人数に達したため、受付は終了となりました。サイン会へは参加できませんが、サイン会を観覧することは可能です。ぜひ、田村書店南千里店にご来店いただき、“生の直木賞作家”をご覧になりませんか?
- 藍を継ぐ海
- 著者:伊与原新
- 発売日:2024年09月
- 発行所:新潮社
- 価格:1,760円(税込)
- ISBNコード:9784103362142
なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。
(新潮社公式サイト『藍を継ぐ海』より)
伊与原新さんプロフィール
1972年、大阪生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞。他の著書に『八月の銀の雪』『オオルリ流星群』『宙(そら)わたる教室』『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』『磁極反転の日』『ルカの方舟』『博物館のファントム』『蝶が舞ったら、謎のち晴れ 気象予報士・蝶子の推理』『ブルーネス』『コンタミ 科学汚染』などがある。
サイン会を担当する同店の大橋信雄さんは、「直木賞という文学界の歴史ある大賞を吹田市ご出身の作家である伊与原新さんが受賞され、それを記念して地元書店でサイン会を実施いただけることになりました。作家の方を近くで見る機会はなかなかないと思いますし、サインを書いていただくことも稀な経験だと思います」と話しています。
開催場所:田村書店南千里店
住所:〒565-0862 大阪府吹田市津雲台1丁目1-30 トナリエ南千里 2F
営業時間:10:00~21:00
TEL:06-6871-2400