赤嶺総理、伊藤紺、岡本真帆も参加　風景写真と短歌で“長崎旅”に誘う巡回展「架空たんかたび」東京・名古屋・福岡で開催

2024.12.18 / 本屋のおすすめ / 記事ほんのひきだし編集部

長崎県各地で撮影された写真から短歌を詠み“長崎旅”へ誘う、写真と短歌の巡回企画展「架空たんかたび」が、本と出会うための本屋「文喫六本木」「文喫栄」「文喫福岡天神」で12月11日（水）から順次開催されます。

「架空たんかたび」で展示されるのは、有明海がすぐ目の前に広がる島原鉄道「大三東駅」（島原市）や、極彩色のランタンが並ぶ冬の「長崎孔子廟」（長崎市）、別名“水鏡の教会”とも呼ばれる「中ノ浦教会」（新上五島町）などの美しい風景写真と、その風景の中にいる自分自身を想像して詠まれた短歌の数々です。
句作には、赤嶺総理さん、伊藤紺さん、岡本真帆さんの3名の歌人が参加しているほか、SNSを通じた一般募集も行われています。

旅の計画を立てながら「ここへ行きたい」「こんなことがしたい」と思いを巡らせるように、旅は、旅に出る前の“想像”からすでに始まっています。その場所を自分が訪れたとき、何をきっかけにそこで立ち止まり、どんなことを感じるか想像して、ぜひ一句詠んでみてください。

短歌の一般募集は、InstagramとXで行われています。また、応募作品から選ばれた3首を音声コンテンツ化する企画も用意されており、短歌の朗読を担当する著名人については近日発表予定とのことです。

なお企画展「架空たんかたび」は、長崎県が交流人口拡大を目指して取り組んでいる「マニアが集う長崎プロジェクト」の一環として行われます。

会場では展示のほか、県産品や長崎にまつわる本・雑貨などを「文喫」独自の視点で厳選し販売する「長崎いいものスタンド」も展開されます。

「#架空たんかたび」文喫六本木での展示がスタートしました！
色とりどりの長崎の風景が、本棚の間に点在しています。本棚の間を歩き回りながら、ふとした瞬間の風景との出会いと、旅へ誘われる体験をお楽しみください。 pic.twitter.com/aSjrZNyaBL

— 文喫六本木 BUNKITSU Roppongi (@bunkitsu_rpng) December 12, 2024

「架空たんかたび」詳細

【東京会場】
2024年12月11日（水）～2025年1月26日（日）
文喫六本木（東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F）
https://bunkitsu.jp/
※東京会場での歌人による短歌は12月27日（金）より展示。12月26日（木）までは長崎県の風景写真とSNS参加型企画応募作品の展示となります。

【名古屋会場】
2025年2月1日（土）～24日（月）
文喫栄（愛知県名古屋市中区栄4-1-1 中日ビル2F）
https://sakae.bunkitsu.jp/

【福岡会場】
2025年3月1日（土）～16日（日）
文喫福岡天神（福岡県福岡市中央区天神2-5-35 岩田屋本店本館7F）
https://tenjin.bunkitsu.jp/

※時間は各店舗の営業時間に準じます。
※一部の展示作品の鑑賞には、有料エリアへの入場料が必要です。

【参加歌人プロフィール】（五十音順）

赤嶺総理（あかみね・そうり）
お笑い芸人。吉本興業所属。1991年沖縄県生まれ。当初組んでいたコンビ・すぽっとでの活動を経てピン芸人に。大喜利を得意としており、2014年には若手ながら「フットンダ王決定戦」の勝ち抜きバトルで優勝して地上波出演権を獲得した。趣味は大喜利、俳句、短歌、ネタ作りの手伝い、酒。

伊藤紺（いとう・こん）
歌人。1993年東京都生まれ。著書に歌集『気がする朝』（ナナロク社）、『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』（ともに短歌研究社）。全歌集の装丁を手がけるデザイナー・脇田あすかとの展示作品「Relay」ほか、山形ビエンナーレ2024「いのちをうたう」への出展、NEWoMan新宿等ファッションビルとのコラボ展示など活躍の場を広げる。

岡本真帆（おかもと・まほ）
歌人。1989年生まれ。高知県、四万十川のほとりで育つ。2022年に第一歌集『水上バス浅草行き』（ナナロク社）、2024年に第二歌集『あかるい花束』（ナナロク社）を刊行。