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【埼玉県・朝霞市】読書会型ワークショップ「ワンブックシェアリング」の効果とは?町の書店・一進堂の新しい挑戦!

埼玉県朝霞市の一進堂は2023年10月に地域の皆様の学びを応援する施設を目指し、「CHIENOWA BASE」(チエノワベース)をオープンし、これからの時代を見据えた町の書店の新たな挑戦として「ワンブックシェアリング」に取り組んでいます。

本を売るだけではなく、そこから広がる価値ある体験の提供、さらには読書のハードルを下げ、読書や学びの楽しさを広めるための一つ手法が、この「ワンブックシェアリング」です。

1947年に埼玉県朝霞市でリヤカーでの本の販売からスタートして以来、町の書店として親しまれてきた一進堂。昨年オープンした「CHIENOWA BASE」は、1階に書籍・文具雑貨販売、棚貸しスペース、2階にはイベントスペースやアートギャラリーを設置しています。屋外ではキッチンカーを誘致して、飲食スペースを設けています。

2階のイベントスペースでは、地域で働く人たちが本を通じてコミュニケーションを図り、学びに繋がる場を目指し、読書会型ワークショップ「ワンブックシェアリング」を毎月開催しています。

 

ワンブックシェアリングとは

ワンブックシェアリング」とは、1冊の本を参加者で分担して読み進め、対話とワークを行うことで学びや気づきなどを得てもらう読書会型のワークショッププログラムです。新しい学びの場、コミュニケーションの場として地域に根付いていく事を願って、一進堂が考案しました。

同じ本でも感じ方は人それぞれ。多様性の時代と言われていますが、リアルな場を共有し、他人の意見に耳を傾けることには大きな気づきがあります。みんなで行う読書は、一人で行う読書とは異なる楽しさもあります。

「ワンブックシェアリング」はこれまで、企業研修やインターンシップのプログラムに採用してもらい、参加者から非常に高い評価を得ています。また働く女性や育児中の父親など共通の悩みを持つ方々に、対話と学びの場も提供してきました。

▲ワンブックシェアリングの様子

2024年1月24日には、「仕事の任せ方と成功体験」をテーマに開催。近隣の会社で日々マネジメント業務に奮闘されている皆様に参加してもらい、山本渉さんの『任せるコツ』(すばる舎)を参加者で読みながら、対話とワークを行いました。

【参加者からの声】
・1冊の本の中に入っていく感じを受け、有意義な時間となった。
・「任せる」という1つの行動でも色々な考えや、やり方があると感じました。
・普段意外と接することのない近隣の企業の皆様と接することができて楽しかった。
・同じ悩みを共有できて少しホッとしました。


次回は2月21日(水)および29日(木)に若手社員を対象に開催予定ですので、興味のある方はCHIENOWA BASEまで気軽に問い合わせください。電話048-450-6760(10:00~20:00)。

CHIENOWA BASE
開店日:2023年10月20日(金)
住所:埼玉県朝霞市本町2-7-27
店舗面積:70坪(BOOK 30坪、文具雑貨 5坪、ワークスペース、アートギャラリー 35坪)
営業時間:10:00~20:00
公式サイトhttps://chienowa-bs.com/