完全無人書店「ほんたすためいけ溜池山王メトロピア店」がオープン！「ふらっと、サクっと、旬を手に」

2023.09.27 / 本屋の紹介 / 記事ほんのひきだし編集部

9月26日（火）、東京メトロ溜池山王駅構内に、完全無人書店「ほんたすためいけ溜池山王メトロピア店」がオープンしました。

全国的に書店軒数が減少し、人々の生活動線上から本とのリアルなタッチポイントが減少している昨今。そんな中、「ほんたす」は現代の人々のライフスタイルに合った本との新たな出会いを提供し、人々のニーズを満たす、“完全無人”かつ、本屋にあまり馴染みのないお客様にもやさしい書店モデルとして、設計・開発されました。

地下鉄銀座線・南北線が乗り入れる溜池山王駅は、ビジネス街に立地し、多くの方が通勤や仕事の移動手段として利用されています。完全無人書店「ほんたす」1号店は、同駅の赤坂方面改札を出たすぐ左手にあり、毎日を忙しく過ごすオフィスワーカーが、通勤や移動の合間でも、スマートに知識・情報を得られる空間となっています。

本との出会いを楽しめる商品陳列

それでは「ほんたす」の店内の様子を、写真とともにご紹介します。

▲ほんたすの店内全景

▲店舗の外からも、いま売れ筋の本が手に取るようにわかる

▲ビジネス街という立地にあわせ、ビジネスパーソンに向けた旬の情報を提供

お客様の「今気になる・今ほしい」に特化した最旬の品揃えとレコメンドが特徴

「今って何が流行っているのだろう」
「最近よく聞くあのニュースって何だろう」
「仕事の仕方を変えたいから勉強しなきゃ」
「今日は疲れたから気分を変えたい」
「今朝見たあの本ってなんだっけ」

「ほんたす」の売場には、そんな今まさに気になっていることや、今の感情にマッチした最旬の情報を届ける本が並びます。

売場も、「雑誌」「コミック」「文庫」といったジャンル別ではなく、お客様の“感情”を引き出し、本を手に取りたくなる言葉がジャンルサインとなっています。

自分の今の感情や興味、気分とマッチする言葉を探してみると、新しい本との出合いが広がるかもしれません。

▲入口すぐの頭上には本が読みたくなる言葉が垂れ下がる仕掛けも。店舗のデザイン性の高さも特徴

▲「かいたくしたい」「きがるにしりたい」など、来店者の知りたいことや旬の情報がわかる切り口で書籍を展開

▲「疲れた。冷凍しててよかった。」「本屋に行くとトイレにいきたくなるよね。」など“今の感情”に寄り添うようなキーワードでの選書も

無人運営のソリューション

①LINEでの入退店管理（RemoteLOCK × Lメンバーズカード）

LINEミニアプリによるデジタル会員証が入店／退店時のカギとなり、会員毎に入退店を管理することで、完全非対面でのセキュリティ管理が実現されています。また、入店ハードルを最低限にするために、ニックネーム登録のみでの会員証の発行が可能です。

※初回時にのみ簡単な会員登録が必要です

初回は店頭サインのQRコードを読み込むことで会員証が発行され、リーダーに会員証をかざすことで入店できます。次回以降は、LINEから会員証を開くことができ、入店時・退店時にリーダーへかざします。

※利用ガイドの詳細は、ほんたす公式サイトよりご確認ください。

➁緊急時の遠隔対応

ライブカメラで店内を監視し、トラブル抑止や災害時の状況把握など緊急事態の対応が行われています。店内からの緊急のお問い合わせには、お客様ご自身のスマートフォンを通して、ほんたすサポートセンターがチャットやビデオ通話で対応します。

➂セルフレジでのキャッシュレス決済

無人店舗のため、セルフレジ、完全キャッシュレス（現金不可）での対応となっています。使い方がわかりやすいように、店内表示も充実。複数のキャッシュレス決済が使用でき、お客様にマッチした決済方法を選んでいただくことで、購買しやすい環境が実現しています。

▲クレジットカード決済、交通系ICおよび各種QRコード、バーコード支払いが可能

④消費者行動分析と販促

ライブカメラを通して、来店されたお客様の属性や動線などをAIにより可視化・分析することで、購買者（POS）だけでなく来店者（店内行動）のデータ（※）をもとにしたインストアマーケティングを実施します。また、会員管理を行うLINEを通じてお客様の声を収集し、ニーズのあるキャンペーン企画、商品告知など、店舗づくりに反映していきます。

※カメラデータについては個人を判別できないように変換したうえで分析を行います。

「完全無人」かつ、普段あまり書店に足を運ばない方でも使いやすい新しい書店モデル「ほんたす」。ぜひ、新しい本とのリアルなタッチポイントを体験してみてください。