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【「お絵描きの教科書特集」連載vol.1】「それっぽい」キャラクターの描き方をマスターして楽しくイラストを描こう!『イラストをそれっぽく描くコツ』

『イラストをそれっぽく描くコツ』アイキャッチ画面

お絵描き初心者必読!「教科書」を読んですてきな絵を描こう!

紙とペンさえあれば始められる「お絵描き」。しかしいざ描こうとして、「イメージ通りに描けない」「どんな練習をすればいいのかわからない」と、行き詰まってしまったことがある方も多いのではないでしょうか。そこで「ほんのひきだし」では、お絵描きをこれから始める方や初心者向けに、絵の描き方やコツを丁寧に解説した「お絵描きの教科書」を短期連載形式でご紹介します。

今回は『イラストをそれっぽく描くコツ』(技術評論社)をご紹介します。わかりやすいイラストの解説で人気の96こげさんが、「最低限伝わる」人物イラストの描き方を伝授する、お絵描き初心者必携の本です。ぜひ書店店頭で手に取ってみてください。

 

『イラストをそれっぽく描くコツ』書影

イラストをそれっぽく描くコツ
著:96こげ
発売日:2025年3月
発行所:技術評論社
定価:1,540円(税込)
ISBN:9784297147082

 

【内容紹介】

はじめに イラストを描きたいあなたへ
■■PART1 イラストが楽しめる描き方の「きほん」
■■PART2 顔をそれっぽく描くコツ
■■PART3 上半身をそれっぽく描くコツ
■■PART4 全身をそれっぽく描くコツ
■■PART5 ちょっと背伸びした描き方のコツ
おわりに  もっと描きたくなったあなたへ
おまけ      それっぽい目の描き方①
おまけ      それっぽい目の描き方②

 

シルエットを把握するだけで「それっぽく」描けるようになります!

「それっぽく」描く方法とは、「シルエット」に注目した描き方のこと。シルエットとはキャラクターやモノの一番外側の輪郭のことです。大切なことは、シルエットが似ているか、似ていないかチェックすること。なぜなら、いくら細かく描き込んでもシルエットが似ていないと「それっぽく」見えないからです。シルエットが似ているだけでイラストは簡単になります。

イラストをそれっぽく描くコツ_おすすめポイント①

 

アタリをつける! 人物も目の配置がキマれば「それっぽく」描けるようになります!

シルエットができたら、中にアタリを描こう! アタリとは目印の線のこと。線画を描く時の目印があれば、バランスのチェックが楽になります。アタリの上に描いて上過ぎたなら、今度はアタリの下に描けばよいだけです。アタリをどこまで描くか特別なルールはありません。多く描いても少なく描いてもアタリだからこそ何度でも修正できるので問題ありません。

イラストをそれっぽく描くコツ_おすすめポイント②

 

ディテールで仕上げ! 3ステップで「それっぽく」描けるようになります!

シルエット、アタリが描けたのでイラストを描く準備が完了しました。シンプルに描いたものが「バランスが崩れている」と感じなかったら完成です。描くだけで自然とバランスが整うのが「それっぽく」描く方法のメリットです。物足りなさを感じる場所イコール興味があって描き込みたい場所。そこを掘り下げるだけで「それっぽく」なります。

イラストをそれっぽく描くコツ_おすすめポイント③

 

 

 

著者プロフィール

96こげ
普通科の高校を卒業し、独学でイラストを勉強する。2020年にTwitterにてイラスト講座系の投稿をはじめ、3か月で9.2万「いいね」を獲得。2021年はpixivFANBOX「シン・イラスト術」を開設。会社員として働き、親として家庭を守りながら、毎朝リサーチとフォロワーの絵の添削、講座の投稿をコツコツと行っている。
pixivFANBOX「シン・イラスト術」:https://xfoxyfox.fanbox.cc/

 

著者からのコメント

■この本に、プロみたいに描く方法は載ってません!
上手いイラストを描けるようになりたいなら、他の技法書を読むことをオススメします。
イラストを本格的に学びたいなら、プロや神絵師から学ぶのが一番ですからね。

私は「96こげ」というアカウントでイラストの解説をしていますが、プロでも神絵師でもありません。
漫画家でもなければアニメーターでも、イラストレーターでもありません。さらに、プロから指導を受けたことも専門学校に行ったこともありません。

正直に話しますが、私は上手いイラストが描けません。だから、あなたに上手いイラストを描く方法を教えることができません。
そんな私でも、イラストは大好きです。かれこれ20年以上は描いています。

なぜなら、イラストが「楽しい」からです。イラストが本当に楽しいので、止めたくても止められません。
イラストには私を夢中にさせる魅力が詰まっています。
だからこそ、その楽しさをみんなに伝えたいと思いました。
私がこの技法書を書いた理由は1つです。
あなたにイラストを描くことの「楽しさ」に気付いてほしいからです。

■「それっぽく」なら誰でも描ける!
あなたが絵が苦手な人・初心者でも大丈夫ですよ。この描き方に才能は必要ありません。
そもそも、専門学校に行ってない私でもできた方法なので、順番にステップをこなせば、あなたでもできるはずです。

実際に、この本の表紙や挿絵はすべて同じ方法で描いてます。どうでしょうか?
自分で言うのも何ですが、なかなか「それっぽく」描けていると思います。

私の名前やこの本のタイトルは忘れてしまっても良いですが、本編に入る前にこれだけは覚えておいてください。
「それっぽく」描ければイラストは楽しめます!