日本神話を描いた2大古典を一挙解説
日本最古の神話集である歴史書の「古事記」と、同じく日本の歴史を記した「日本書紀」の2冊を比較しながら、日本の起源をやさしく解説する『くらべてよくわかる古事記と日本書紀の本』が10月28日に発売されました。
本書は、「古事記」のストーリーを中心に、「日本書紀」とも比べながら日本の起源が紹介されており、物語の流れや登場する神々の違いなど、2冊の特徴を対比しながら一目で理解できる構成になっています。

神々と天皇の物語をやさしく紹介
日本の起源から「日本書紀」の最後の持統天皇の譲位までをやさしく解説。「天地開闢(てんちかいびゃく)」「国産み(くにうみ)」「神産み(かみうみ)」「天の岩戸(あまのいわと)」など、約50項目の重要なテーマが、見開き2ページまたは4ページで図版を交えて簡潔に紹介されています。ストーリーに登場する主要な神様の名前や重要な用語は太字やカタカナで表記されており、わかりやすく、読みやすい構成となっています。
また、「古事記」と「日本書紀」の相違点もポイント解説されているので、学び直しにも役立ちます。


世界神話との共通点にも着目
本書では、「記紀」の違いだけでなく、ギリシャ神話や北欧神話、エジプト神話など、ストーリー展開が類似した世界神話もコラムで紹介されています。日本の起源を記した「古事記」や「日本書紀」の世界が、世界神話にも通じるグローバルな魅力に満ちた物語であることがよくわかります。
日本の歴史や神話に興味のある方にとっては、日本の起源を深く、楽しく学べる入門書となりそうです。気になった方はぜひ店頭でお手にとってみてはいかがでしょうか。


書誌情報

編:ちはやぶる記紀神話研究会
発売日:2025年10月28日
発行所:ワン・パブリッシング
定価:1,320円(税込)
ISBN:9784651205397
【目次】
第一部 神代の物語
第二部 天皇の物語
第三部 『古事記』以降の世界
