今年のドラフト会議をより深く読み解く一冊
スポーツ総合雑誌『Sports Graphic Number』1130号は、「黄金期を築くドラフト戦略。THE DRAFT 1965-2025」と題し、10月23日(木)に発売されました。
「本当に、これまでのドラフトに感謝ですね」——CS突破直後に藤川球児監督が語ったように、現在の阪神タイガースは、クリーンナップのドラ1トリオやWエースなど、生え抜き選手が躍動しています。
なぜ阪神のドラフトがここまで成功したのか? その核心に、変革のキーマンである金本知憲さん、矢野燿大さんへのロングインタビューで迫ります。「あの年」「あの指名」に隠された知られざる舞台裏が次々と明かされます。
また、各球団の“転換点”も深掘りしており、原辰徳さんや工藤公康さんへの特別インタビューをはじめ、球団の未来を賭けた戦略のすべてを、監督、選手、そしてスカウトの方々の声から徹底的に解き明かします。
ドラフト会議をもっと楽しく、もっと深く理解できる、まさに野球ファン必読の一冊です。ぜひ、手に取ってお楽しみください。
本誌の内容
【CONTENTS】
■SPECIAL FEATURES
・阪神タイガース 2023-
[変革者が語る]金本知憲「生え抜きが輝いてこそ」(文・酒井俊作)
[スピードスターの原点]近本光司「争奪戦は静寂の下で」(文・酒井俊作)
[矢野燿大が明かす]2020年"神ドラフト"の全内幕 佐藤輝明/伊藤将司/村上頌樹/中野拓夢/髙寺望夢/石井大智(文・二宮寿朗)
・オリックス・バファローズ 2021-2023
[辣腕編成部長の改革]吉田正尚&山本由伸「3連覇の設計図を描いて」(文・米虫紀子)
[若手スカウトの仕事術]探して、惚れて、売り込んで(文・米虫紀子)
・福岡ソフトバンクホークス 2010-2020
[三軍1期生の真実]飢えた若鷹を育て上げよ 千賀滉大/牧原大成/甲斐拓也(文・田尻耕太郎)
[名将が見抜いた未来の超人]柳田悠岐「フルスイング、時々、カルピス」(文・田尻耕太郎)
・広島東洋カープ 2016-2018
[鯉の生存戦略]V3を生んだスカウトの眼力 鈴木誠也/菊池涼介(文・前原淳)
[漢気トーク]黒田博樹「逆指名は球団との信頼の証」(文・前原淳)
・読売ジャイアンツ 2007-2009/2012-2014
[特別インタビュー]原辰徳「ドラフトだけでは完成しない」(文・鷲田康)
・ヤクルトスワローズ 1992-1997
[証言構成]名将が放った三本の矢 野村克也がヤクルトに遺したもの(文・長谷川晶一)
・西武ライオンズ 1982-1994
[左腕エースの回想]工藤公康「『適所』から導いた獅子の骨格」(文・生島淳)
[5年後の成績で見る]全球団ドラフト当たり年(文・菊地高弘)
[制度導入60周年]混乱と福音の第1回新人選手選択会議(文・村瀬秀信)
[指揮官インタビュー]ロラン・ティリ「突きつけられた現実」(文・米虫紀子)
[テストマッチ5連戦を前に]李承信「10番としての覚悟」(文・生島淳) ほか
『Number』1130号 担当デスク・坪井真ノ介さんのコメント
「本当に、これまでのドラフトに感謝ですね」。10月17日の甲子園。無傷の3連勝でCS突破を決めた直後、阪神・藤川球児監督は場内インタビューでそう口にしました。
クリーンナップを担うドラ1トリオや、投手4冠を独占したWエースなど、生え抜き選手が軒並み躍動している現在のタイガース。なぜ、阪神のドラフトはここまで成功しているのか。今号では、変革のキーマンである金本知憲・矢野燿大元監督へのロングインタビューから、その核心に迫りました。「あの年」「あの指名」の知られざる舞台裏が次々と明かされています。
また、各球団の“転換点”も深掘り。原辰徳さんや工藤公康さんへの特別インタビューをはじめ、監督・選手・スカウト・フロントへの徹底取材で、「常勝軍団を作るドラフト戦略」の全貌を描きます。これまでの、そして今年のドラフト会議をより深く読み解く一冊として、ぜひ小誌を手にとっていただけたら幸いです。
書誌情報

発売日:2025年10月23日 ※首都圏基準
発行所:文藝春秋
特別定価:820円(税込)
