沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。
朝井リョウさんの作家生活15周年を記念する作品『イン・ザ・メガチャーチ』が、9月5日(金)に発売されました。
本作は、世代や立場の異なる3人の視点から、ファンダム経済※を舞台に「今の時代、人を動かすものは何なのか」という問いに迫る長編小説です。
刊行前から「今年これ以上の衝撃作はない」など、全国の書店員から絶賛の声が続々と寄せられ、すでに2万部の発売前重版が決定するなど、大きな話題を呼んでいます。ぜひ、この話題作を書店で手に取ってみてください。
※「ファンダム経済」とは、好きな俳優やアイドル、アニメなどの熱心なファン(ファンダム)が、グッズ購入やライブ参加、SNSでの情報拡散といった活動を通して、経済を動かす現象のことです
書誌情報
著者:朝井リョウ
発売日:2025年9月5日
発行所:日経BP発行/日経BPマーケティング発売
定価:2,200円(税込)
ISBN:9784296121045
〈あらすじ〉
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
朝井リョウさんのコメント
角田光代さんら、各界からの感想コメントも続々!
※『イン・ザ・メガチャーチ』特設サイトにて、各界からの感想コメントや書店員さんの声が紹介されています
著者プロフィール
朝井リョウ
あさい・りょう。1989年岐阜県生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。『何者』で第148回直木賞、『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞、『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。ほかの著作に『スター』『そして誰もゆとらなくなった』『生殖記』など多数。
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