スーパーマーケットの商品を、パッケージごと写真で紹介する新しいタイプの図鑑『スーパーマーケットまるごとずかん』が、9月11日(木)に発売されます。対象年齢は4歳から9歳で、日常の「お買い物」に役立てられるよう親子で楽しめる一冊となっています。
追いかけっこはもうおしまい! 退屈がワクワクに変わる、スーパーマーケットでのお買い物
「スーパーで子どもが追いかけっこしてしまう……」そんな経験はありませんか? 専門家によると、子どもが走り回るのは“退屈しているから”なのだそうです。逆に、買い物に主体的に関われると気持ちが落ち着きやすくなるといわれています。
そこでおすすめなのが、出かける前に図鑑を開いて買うものを調べておくことです。旬の食材や選び方のポイントを知ってからスーパーに向かえば、子どもたちも自然と買い物に参加し、頼もしい戦力になってくれるかもしれません。
こうしたアイデアから生まれたのが『スーパーマーケットまるごとずかん』です。スーパーマーケットを「暇を持て余す場所」から「学びと発見の場」へと変えてくれる一冊になっています。

スーパーマーケットが「発見の宝箱」に
スーパーマーケットは、くだものやおかし、ジュースやお肉、調味料など、子どもにとって不思議と発見に満ちた場所です。
本書では、そうした商品を“パッケージそのまま”で撮影・掲載しているため、子どもたちが日常で見ている「ほんもの」と結びつき、「見たことある!」「これ好き!」と、ページをめくる楽しさが広がります。
今回は、スーパーマーケット「ライフ」の全面協力により、実際の売場に並ぶ商品を取材・撮影しています。巻末には、スーパーマーケットでの仕事の様子やレジの秘密も紹介されており、親子でのお買い物体験をより豊かにする工夫が詰まっています。
※本書は、書籍コーナーのある首都圏の「ライフ」各店舗でも順次取り扱い予定

子どもの好奇心を育む工夫
「やさい・くだもの」「おかし」「のみもの」「にく」など、子どもが親しみやすいジャンルごとに分類されています。自由研究や調べ学習にも活用できる一冊です。




監修・中村陽子さんからのコメント

スーパーマーケットという場所に、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
日々の食卓に並ぶ食材を買う場所。忙しい毎日の中で、親御さんがさっと買い物を済ませたい場所。そんなふうに思われる方も多いかもしれません。
けれども、棚に並ぶ商品をじっくり見てみると、実は子どもにとって“学びの宝庫”なのです。いつも食卓に登場する食材も、調理済みの姿とは色も形もまったく違います。大人にとっては当たり前でも、子どもにとっては「なに?」「どうして?」の連続です。
野菜は分類・産地・旬、肉や魚は種類や部位・用途、加工品やお菓子は原材料や作り方まで。本書は、写真とわかりやすい文章で紹介しているので、子どもが一人で読んでも理解できます。自分たちが普段食べているものを知ることは、調べ学習の第一歩にもなります。
特に詳しく紹介している野菜では、大人にとっても関心の高い「価格」や「産地」の情報を豊富に掲載しました。少し発展的な内容ですが、小学生のお子さんにとっては社会科や理科の学びにも直結します。
たとえば、山梨県のぶどうは降水量の少ない気候や、昼夜の寒暖差が大きい甲府盆地の環境が、甘い果実を育てます。愛媛県の日当たりのよい段々畑で育つみかん、長野や群馬の高冷地で栽培されるレタスも、まさに“自然と地形が生む恵み”。こうした発見は、中学受験で学ぶ内容にもつながり、日本の気候や地形を理解するきっかけになります。
スーパーマーケットでの買い物が、親子の会話を広げ、学びを深める時間になりますように
書誌情報

『スーパーマーケットまるごとずかん』
監修:中村陽子
発売日:2025年9月11日
発行所:Gakken
定価:1,540円(税込)
対象年齢:4歳〜9歳
ISBN:9784052062056
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